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2009年8月2日日曜日

ゲームの中で越えられないジェンダーの壁

 先日従兄弟の子供(12歳)と会った際、こんな会話をしてきました。

「おう○○。お前、ドラクエ9持っとるか?」
「持っとるで」
「どないや、おもろいか?」
「おもろいで」

 ドラクエ9とは言うまでもなくこの前発売されたばかりの「ドラゴンクエスト9」のことですが、私は持っていませんが(親父はもう買ったらしいが)やっぱりなんだかんだいって現代の子供は遊んでいるそうです。

 今回のドラクエ9は聞くところによると3、4と同じく主人公の性別をスタート時に選べるそうですが、私見ながらドラクエシリーズに限らずRPGのゲームはプレイヤー層に男性が多くいるのが影響しているのか、主人公の性別は男性に固定されていることが多いように思えます。もっともその一方でアクションゲームについて言えばこのところは女性主人公に固定されているのが増えてきているように思え、また当初でこそ男性専用ジャンルの感のあった恋愛ゲームも女性向けのタイトルのが逆転してきているのではないかというほど増えてきているように見えます。

 別にここでジェンダー論を振りかざすわけじゃありませんが、こうしたゲームの世界の男性と女性という二つの性別の立ち位置などに社会的背景、影響というものが時代ごとに表出しているのではないかと私は見ています。単純に現代のゲームにおいて女性主人公が増えてきてのも現実の影響じゃないかと言いたいのですがその一方、もう一つの第三の性についてはさすがにまだ主人公キャラででてくるのはあまり見受けられません。この第三の性と言うのはもうわかってるでしょうが、いわゆる同性愛者のことです。

 それこそRPGゲームのスタート時の性別選択が、「ハードゲイ」と「ソフトゲイ」の二択しかないゲームなんてまず無いでしょうし、あったとしてもキャッチフレーズが昔のテイルズみたいに「君と響きあうRPG」とか言ったら一体何と響きあうのかいらない想像とかしてしまいます。別にこういうゲームを期待しているわけじゃありませんが、近年の女性の社会進出が昔には考えられなかったことを考えると、いつかは出てくるのかなぁとこの前にしみじみと考えてしまいました。

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