最近堅いことばかり書いてきたので、今日は久々にどうでもいい記事を書くことにします。
ちょっと古いニュースですが先月、森光子氏が政府より国民栄誉賞を受賞しました。この森光子氏の前の受賞者は作曲家の遠藤実氏(故人)で今年の一月に受賞していますが、遠藤氏の前の受賞者となるとなんとここから9年も前に戻って2000年に受賞した女子マラソンランナーの高橋尚子氏になります。何故これほどまでに国民栄誉賞の受賞間隔に期間が空いたのかといえば、率直に言って高橋尚子氏の受賞時の騒動が大きく影響していることに間違いないでしょう。
この時の騒動や国民栄誉賞がよく指摘されているその基準のあいまいさについては過去に私も「国民栄誉賞について」の記事にて解説していますが、高橋氏への受賞を決定したのが当時支持率低迷に喘いでいた森政権で、その森政権の次に受賞を決定したのが同じく支持率低迷に喘いでいた麻生政権だったことを考えると、やっぱり一時の人気取りの賞として政治に言いように使われているのではないかと思わされてしまいます。
ただこのように国民栄誉賞自体には首をかしげるような点は少なくないのですが、先月に受賞した森光子氏については私は文句なしに表彰されるのに相応しい人物であると考えております。受賞理由となった森氏主演の「放浪記」は上演2000回に加え、89歳の現在においてもなお健康にご活躍される姿は真に評価されてしかるべきだと思います。
しかし、これはあくまで私の主観ですが、もしこれで森氏が国民栄誉賞を受賞するのであれば、もう一人のある女優も受賞されてしかるべきではないかと思う方がおります。その人物とは何を隠そう、「かげろうお銀」の役で有名な由美かおる氏であります。
何故私が由美氏を推すのかというと、なんとこの由美氏も森氏同様にテレビドラマの「水戸黄門」に長らく出演しており、なんとその出演にて200回以上も入浴シーンを撮影したとのことで現在ギネスブックへの登録を申請しているそうです。森氏の2000回と比べて200回では桁が一つ小さくなりますが由美氏が演じたのは入浴シーンで、その日本らしい妙で偉大な功績ぶりを考えると称えずにはいられません。またどうでもいいですが、ウィキペディアによるとノーベル物理学賞を受賞した小柴昌俊氏と「政界の黄門様」との呼び声の高い民主党の渡辺恒三氏は由美氏の大ファンとのことで、どうも高年齢層にはたまらない女優のようです。ちなみにこの由美氏、今年で御年59歳です。
おまけ
過去記事の「国民栄誉賞について」の記事の中で言及していますが、私は個人的にかつて「ニイヤマのトビウオ」と呼ばれた古橋広之進氏に国民栄誉賞を是非受賞してほしいとかねてより願っていました。しかしすでに報道されているように、今月の始めに古橋氏は亡くなられてしまいました。古橋氏の偉大な功績に敬意を表するとともに、改めてこの場で哀悼の意を表したいと思います。
0 件のコメント:
コメントを投稿