2010年5月15日土曜日

最強の指揮官と最強の兵士

 中学生くらいの頃、よく私は将来の自分の育成方針を決めるに当たり、最強の指揮官を目指すのか、それとも最強の兵士とならんとするのかを考えていました。はっきり言って誇大妄想も激しいと言えばそうなのですが、三国志に熱中していた時期もあって自分をどのようなタイプの人材として訓練を積んで行くのかをこの時期にいろいろと考えていました。

 最強の指揮官というのは言うまでもなく組織の指揮、運営を管理するタイプの人材で、三国志で言うなら諸葛亮のようなタイプで、このタイプの人材は手持ちの部下をどのように配置して動かし、また全体の動きの把握に務める事が主な仕事となります。翻って最強の兵士というのは、三国志で極端なものを挙げると張飛みたいなタイプで何も考えず猪突猛進に与えられた仕事を確実にこなすような人材で、それぞれの担当分野の能力をひたすら磨く事が主眼となってきます。

 もちろんどちらか片一方に特化する必要はなく、それこそこれまた三国志で言うなら関羽みたいに両方の役割をある程度兼任できるような人材を目指してもよいのですが、指揮官か兵士のどっちにより比重を加えて自らを磨くとすればどっちだろうかと考えたわけです。私はすでに当時から何かしら文章を書く事で、それもジャーナリズム関係で生計を立てて生きたいと考えており、その業界で指揮官となると編集者、もしくは企業運営者こと社長になり、兵士となるとそのまんま記者か作家になって来ます。

 本音で言えば前線でひたすら戦うだけの記者を目指すだけで十分だろうと考えたのですが、現時点でもそうですが日本の教育は全体的にスペシャリストばかりを育成したがっており、周りを見ても全体を見渡せるだけのジェネラリストとなれるような同世代の人間が見当たらず将来的にこの方面の人材が不足して行くことが目に見えていました。そこで当時はまだ愛国心も強かったがゆえに私は、「国の穴を埋めるのだ!ヽ( ゚д゚)ノ」とばかりに、本音とは逆にジェネラリストたらんと自分の育成方針を定める事にしました。

 といっても特別に何かをするというわけではなく何事に関しても自分とは関係ないと言って切り捨てたりせずに何にでも手を出して勉強していこうと決めただけでしたが、その後の進学先も社会学という専門のしばりが緩い学部で、前にも書きましたが文系学問なら法学以外はそこそこ手を出してやっていたので方針通りのコースを歩んできたと思います。あいにく出版業界には就職は適いませんでしたがこうしていまいち専門範囲のわからないブログを三年近く運営できている辺り、自分を意図した育成方針通りに育てられたという自負があります。

 しかしそんな風に育った今においても、未だに私は最強の兵士への思いを捨てきれているわけではありません。またまた三国志で言うなら諸葛亮を目指すのも満更ではないのですが、やっぱり前線の将軍ながらも臨機応変に対応できてひょっとしたら指揮官でも十分にやれたんじゃないかという趙雲のような人材が私にとっては理想です。

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