2011年5月26日木曜日

今日のニュースについて

 最近社会関係の記事を書こうとしても全くニュースがなくて困っていましたが、今日は気になるニュースが二つもあったので早速取り上げたいと思います。

新潮社に賠償命令 部数水増し訴訟「真実相当性なし」(産経新聞)

 以前の陽月秘話でも取り上げていた新聞社の押紙の問題です。押紙というのは新聞社が新聞を印刷、販売する新聞店に対して実際の講読者数より余計に増刷させて無理矢理買い取らせる慣習のことですが、これのどこが悪いのかと言うとまず新聞店は新聞社に対して売れるはずのない新聞を無理矢理刷らされただけ余計な費用を払わなければなりません。断ればもう印刷させてもらえないし。
 これだけでも新聞点側としては小銭が入ってきますが、それ以上に大きいのは広告費の問題です。というのも広告費というのは「どれだけの人間に対して見られているか」というのが価格を決めるため、新聞や雑誌では購読者数や発行部数が大きな指標となります。そのため部数が多ければ多いほど新聞社は広告費を多く取れるため、売られることはなく刷られた後にすぐ捨てられる押紙でも環境を気にせず無駄に刷って部数を大きく見せようとするわけです。

 それで今日のこのニュースですが、なんでも週刊新潮でこの押紙を取り上げて、「読売新聞の公称部数約1千万部のうち、30~40%が実際は販売店から読者に販売されず処理されていると指摘」したところ、逆に読売に訴えられて賠償金の支払い命令が新潮社に出されたそうです。実際の週刊新潮の記事を見ていないのではっきりとは言い切れず、新潮は以前にも偽の赤報隊事件犯人を仕立てたこともあるので会社としてあまり信用しておりませんが、きちんと証拠を押さえられなかったんだろうなと私は思いました。
 押紙についてははっきり断言しても言いますが確実に存在します。新潮はその量は全発行部数の30~40%と言っているようですが私の感覚でもそのくらいです。というのも昔は本気で50%近くが押紙だったそうでしたが、世間の目が厳しくなったのと新聞店側から猛抗議を受けるなどして徐々に減っていたと聞いており、現状であちこちから話を聞くとやはりこの30~40%という数値を上げる人が多いからです。

 何を根拠にそんなことを言い切れるんだと思われるかもしれませんが、これについては私は一切譲るつもりはありません。というのもうちのお袋が実際に新聞店で働いててこの押紙の問題を始めとして新聞拡張員、販売促進費といったブラック企業も真っ青な新聞社の実態について直接見聞きしているからです。多分この辺だったら下手な新聞社員より詳しいと思います。

 そういうわけで今回新潮社に言いたいことは、去年朝日新聞が検察の証拠捏造事件を暴いたようにぐぅの音も出せないような証拠を頑張って揃えて記事にしてほしいということです。むしろ新潮にとどまらず、文春から現代まで雑誌メディアはスクラム組んでこの問題をしっかりと追及したほうがいいでしょう。新聞店取材すりゃすぐ出てきそうなんだし。

「虚偽証言強要」選挙違反事件で有権者 埼玉県警は反論(朝日新聞)

 このニュースを見た時の私の最初の感想は、「第二の志布志事件だ」ということでした。

 志布志事件を説明するより今回のこの埼玉の事件を説明したほうが早いのでこっちのニュースを先に解説しますが、今年行われた埼玉県深谷市議選にて有権者を飲食にて接待したとして市議二人が公職選挙法違反で埼玉県警に逮捕されたところ、この市議二人から無料にて接待を受けたとした有権者らが「飲食費は払った」と証言して反論していると報じられています。確かに選挙期間中に候補が無料にて飲食を振舞えば公職選挙法違反になりますが、今回反論している有権者が言うようにまともな額の会費をきちんと支払っていれば何も問題ありません。
 今回私が問題視しているのは事の真偽以上に警察の捜査の仕方です。志布志事件という悪例がありなおかつ去年には検察が厚生労働省の村木さんの事件で証拠を偽造するという前代未聞の不祥事を起こしていながらも、またも自白を強要する、自白を唯一の証拠として頼る捜査をしていることです。現時点でここまで書くのは急ぎ過ぎな気もしますが、警察のこのような無茶な捜査ぶりと、別の報道では当日の会費支払いを家計簿に記入している有権者もいると報じられていることから、この事件は冤罪の線が高いと見ております。鹿児島で起きた志布志事件と全く構図が似ているのもありますし。

 最後に、現在ある大きなニュースが連日連夜報じられておりますが敢えて私は無視して取り上げていません。理由は発端となった記事からして背景に曖昧さを強く感じさせられる内容で、思った通りにその後の報道が二転三転していて結論や構図がはっきりしてから取り上げたほうがいいだろうと考えたからです。
 なおその発端となる記事を書いたのは読売ですが、このところの読売の記事はそれに限らず怪しいものばかりです。元々怪しい産経はおいといてこの読売の迷走ぶりは目に余り、今騒がせているニュースが落ち着いたらまとめて書き上げます。

 逆に、今私の中で急激に株を上げているのは朝日新聞です。今日取り上げた志布志事件も朝日が大きく取り上げたことで日の目を浴びた事件であり、系列テレビ局の朝日放送はニュース内容が一番まとまってて日本にいた頃は指定チャンネルにしていました。その上、なんといっても凄まじかったのはちょっと太鼓叩き過ぎな気もしますが、これも今日取り上げた去年の検察の証拠偽造事件で、多分裁判を追ってれば誰でも気がついた可能性のある糸口を丹念に調査して一撃で検察を降伏させたのは壮絶そのものでした。高校時代までは一番嫌いな新聞で、悪口言い過ぎて今度名古屋に栄転する親父にまで「もう許したってや」とまで言われたのに人間変わるものだ。

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