2011年5月25日水曜日

ゲームレビュー「428」

 最近語尾に「あの地球人のように……」をつけると何でも面白くなることに気がつき、スカイプで話す際に多用するようになりました。元ネタはドラゴンボールですが、同年代の友人はちゃんとわかってくれました。

 先日親父が上海に遊びに来た際に、PSPソフトの「428」(チュンソフト)を持ってきてもらいました。このゲームは一部では伝説扱いされている「街」というゲームと同じシステムを持っていることから発売前には話題になり、私の友人も早々に手に入れて遊んでおりました。「428」と「街」はサウンドノベルというジャンルに属するアドベンチャーゲームで、どちらも現代の渋谷を舞台に複数の人間の話を同時並行で進めていくシステムこそ共通しているものの、ストーリー本体には関連はありません。

 まず先に「街」について話すと、このゲームについては当時子供だった私も大いにハマって、プレイ当時はリアルに姉と奪い合いになりました。ある日なんかたまたま帰りの電車で鉢合わせちゃって、自転車を漕ぐ速度の差で私が先行を握った程でした。
 具体的にこの「街」のどこがよかったのかと言うと、実際にプレイしてみないとわかり辛いのですがアドベンチャーゲームとしては現時点で最高峰とも言える革新的なシステムに加えて盛り込まれたストーリーも趣深く、なおかつゲーム内の登場キャラクターを演じた俳優らがどれもキャラが立っていたことなどが挙げられます。この「街」に出演した俳優らはその後有名になった人間もいくつか出ており、あの窪塚洋介氏もヨースケという古い芸名で脇役ではありますが出演してます。

 それで本日の本題の「428」についてですが、現時点ではメインシナリオを終えた段階でサブシナリオはまだ未プレイですが、結論から言うと確かに見事な出来ではあるもののとうとう「街」は超えられなかったというのが私の感想です。「街」の発売年は1998年で、「428」はちょうど十年後の2008年であることからゲームにおける表現技術などは格段に改善されたことを推しても、先にやってた友人が「期待すんなよ」と言ってた通りの結果となりました。

 具体的に不満というか気になった点を挙げると、プレイしていて「余計だなぁ」と思う演出がちらほら見られたことがまず挙げられます。なんていうか、しつこいというかやらなくてもいいだろと突っ込みたくなるような画面効果などが多く、年寄りくさいですがアドベンチャーゲームなんだからもっとシンプルに作って欲しかったです。
 次に、個人的にこれが一番でかいのですがキャラクターに全く感情移入が出来ませんでした。「街」では八人の主人公がそれぞれ癖があってどれもこれもゲームをしていて応援したくなるようなキャラクターたちばかりだったのに対し、今度の「428」では一応キャラ付けはされてはいるものの、刑事の加納というキャラクターを除いて最後までどれも好きにはなれませんでした。御法川というキャラに至っては最初から最後まで嫌いだったし、脇役も見ていてイライラするのばかりだったし。

 とはいえ、メインシナリオとそれを形作る選択肢の内容は秀逸そのものでさすがはチュンソフトと思わせられました。まぁ「街」を越えろといってもあまりの完成度の高さからそうそうできるものじゃないんだし、高望みしてもしょうがないとは思いつつも、やや残念さが残るゲームでした。
 さて、今度は「テイルズオブエターニア」に取り掛からないと……。

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