2011年5月28日土曜日

産業ガス販売カルテルと高圧ガス業界

産業ガス販売でカルテル認定 4社に課徴金141億円(朝日新聞)

 このニュース自体は一昨日に出ていて本当なら昨日のうちに片付けてしまいたかったのですが、昨日は私の部屋で突然ネットが仕えなくなってしまってそれも叶いませんでした。部屋の管理業者の人に見てもらって今朝修復したけど、何が理由だったんだろうか。

 それでニュースの内容ですが、リンク先を見てもらえばわかるとおりに産業ガスメーカー4社が2007年頃から直接会合を以って価格を調整するカルテルを結んでたことがばれて、公正取引委員会に総額約141億円の課徴金を課されたそうです。この産業ガスメーカーのカルテル自体は実は2009年の段階で取り沙汰されており、当時はリーマンショック後の大引けによる価格下落を防ぐためあちこちの業界で結ばれたのか、景気が悪いのでカルテルを取り締まっても経済に大きく影響しないと当局が判断したのかはわかりませんが世界各国でこのような取締りが相次ぎました。
 もともとこのようなカルテル系のニュースは大メディアはスポンサーの関係からあまり取り上げようとしない傾向があるので、以前の陽月秘話では縛りがないのだからと積極的に取り上げていて今でもどのようなカルテルがあったのか多少なら覚えています。ただそうして取り上げた中に、実はこの産業ガスカルテルについては私は知ってて敢えて取り上げませんでした。

 理由を話すとなかなか情けない限りなのですが、実は当時日本で私が在籍していた会社というのはここで取り上げられているガスメーカー四社からガスを購入して卸すガスディーラーだったからです。人物が特定されるはずはないだろうし会社にばれてもだからなんだという風には考えていましたが、万一私の行動で当時在籍していた会社が影響を受けることとなってはよくないと考え、大人の事情でこのカルテルについては手を触れませんでした。
 内心ではカルテルを結んでいたガスメーカーに対して自分らディーラーに高い値段をふっかけやがってという腹立たしい気持ちがあり取り上げたいのも山々でしたが、その勤めていた会社には本当にお世話になっており、軽はずみな行動で迷惑をかけるようなことはしてはならないと自重する気持ちが勝りました。

 すでに何度も書いている通りにお世話になったといいながらも私は去年にその在籍していた会社を辞めて中国へ転職にきましたが、今でもその会社への感謝の気持ちは一日たりとも忘れてはいません。実際に辞めるかどうか当時非常に悩みましたが、こうして海外へ転職できるのも若いうちだけだという年齢の壁と、恩を返すことは未来にも出来ると踏ん切りをつけたのが決め手となりました。
 奇しくも私が退職した日は新入社員の頃から、下手すれば面接の時から明らかに私を取り立ててくれた役員の方の退社日と重なりました。私が退職の意思を伝えた際にはその役員の方にもわざわざ引き止めてもらい、今でもその時のことを思うとあの時の決断は正しかったのかと悩むのと同時に非常に心が痛みます。

 人間、心ならずも折角知り合った人間と別れなければならない場面が人生には数多くあると思います。その別れる理由も引越しなどの物理的な理由による別れから、喧嘩や考えの相違などといった不和による別れもあるでしょう。ただどの別れにも別れ方というような最低限の礼儀という作法が存在するように思え、過去の事例を引用すれば諸葛亮が尊敬していた楽毅の例でもあるように、別れる際には余計な怨恨などを互いに残さぬようにして別れる必要があると思います。自分はお世話になったその会社へはそのように別れられたのか、未だ納得する結論は出ません。

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