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2013年12月8日日曜日

和食に関する報道で一言

 今日は何にも予定が入っていない休日だったので自宅から半径500メートルも動かずに過ごしました。っても、このところの週末はいつも同じくらい動いていない気がするが。

 で、動かず何してたかというとちまちま自分の作業を進めてたというのがメインですが、その一方でAmazonで大人買いした「ブロッケンブラッド」っていう漫画が午前に届いたので一気に読んでました。この漫画、以前から注目していて1巻だけは数ヶ月前に読み終えており、やはりすごい作品だと思って今回満を持してまとめ買いしたわけなのですが、これ単独でレビュー記事書いてもいいのですがあらすじを簡単に話すと、主人公は高校生の男の子なのにわけのわからない錬金術を使い、変身魔法少女となってコスプレマニアのおっさんなどといった変態と戦い合うといういろんな意味できわどい作品です。
 この設定だけでも色々と笑えるのですがそれ以上に作者のセンスがいろいろとぶっ飛んでて、AKB48をパクッた「KGB48(ケイサツ・ガールズ・バタリオン48)」というバンドが出てくるわ、さらには「AKW47(アコウ47)」のグループ内ユニットとして「松の廊下斬りかかり隊」というのが出てきた時は「マジすげぇこの作者」とか思いました。

 そういうのは置いといて今日ちょっとテレビを見ていて思うところがあったので一言だけ寸評入れます。その番組はNHKの海外ネットワークなのですが、先日に和食がユネスコの無形文化遺産に指定されたことから特集が組まれ、映し出された映像ではフランスの料理人が、「いい素材を選んでいたら和食にたどり着いた」とか、同じくフランスの一般人が魚の味噌漬けを家庭で作っているとかそういうのを報じてたたのですが、見ていて正直嘘くせぇと思いました。いや、出てきた人が仕込みだというつもりは毛頭ありませんが、少なくともこんな無批判で礼賛する人が大量にいるわけなくあくまで「こういう人もいる」くらいなんじゃないかと思ったわけです。

 その上で個人的な意見を述べると、なんでヨーロッパを映したんだということにやや不満を覚えました。確かにフランスはフランス料理持っているだけあって料理大国なんだしそこでの和食の普及度というのは一つの参考値となりうるかもしれませんが、私としてはヨーロッパではなくアジア、それも贔屓を込めると香港を映せといいたいです。
 というのも香港は日本の食品輸入額でずっとナンバー1の国で、いわば日本の食糧産業の最大のお得意先です。更に言えば日本食が本当に浸透しているところで、街中では回転寿司屋が当たり前のようにあちこち存在しており天ぷらうどんとかも余裕で食べられます。感覚的には日本人にとってのカレーくらいに普及しているように見えます。

 ヨーロッパ市場の売上げも決して低くはないと思うのですが、やはり日本食の市場は香港、シンガポール、そして中国といったアジアが中心であり、もっとこういった市場の取材、特に現地の人間の反応とかどんな日本料理が人気なのかを取り上げるべきだと私は思います。さらに意地悪な言い方をすると、欧米が挌上でアジアが格下って見てない?ってちょっと聞きたいです。ま、実際にアジア人が日本食うまいっていうよりも欧米人が言った方が絵になりやすいんだけどね。

 最後に中国人はどんな日本食を食べるかですが、まず寿司ネタで言えば圧倒的にサーモンの人気が高く、安い回転寿司屋行くとサーモンしか回っていないという笑えない事態に陥ります。なんでも、改革開放後に最初に入ってきた魚がサーモンだったからというのが理由らしいですが。
 このほかだと地味にたい焼きやたこ焼きといったB級料理が変に普及してます。この二つはどうも台湾経由でかなり昔に入ってきたそうで、中にはたい焼きは中国の料理だと思い込んでいる中国人もいると聞きます。

  おまけ
 たい焼きに関しては韓国も同じように自国の料理だと信じている人がいるそうで、私の留学仲間のクラスでは「たい焼きは日本のものか、韓国のものか」で激論となり、最終的に「日本にはたい焼きの歌がある」という主張が通って日本のものと認定されたそうです(そのクラス内で)。なんというか子門真人さんのおかげかなぁとしみじみ思います。

2 件のコメント:

上海忍者 さんのコメント...

和食中の納豆がアカンやわ。
お好み焼きが最高ですわ。

花園祐 さんのコメント...

 納豆は大阪人も嫌いやしね。俺は納豆は食えるけど、臭豆腐はアカン。