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2018年8月5日日曜日

炎天下のワーカー向けボランティア支援


 今日友人と上海市内を歩いていたところ、ショッピングモールなどの入口にコンビニなどでアイスを入れるような箱型の冷蔵庫があちこちに置かれてあるのを見かけました。中にはスポーツドリンクなどの飲料水が入っているのですがなんとこれ、友人によるとこれはボランティア団体が置いたもので、野外で警備、清掃、交通整理などを行う人たち(警官を含む)向けに無料で冷えた飲料水を提供しているとのことでした。

 冷蔵庫内の飲料水は上に挙げたワーカーであれば遠慮することなく無料で持って行けるそうです。また中の飲料水はボランティア団体が入れるほか、一般人も自分が購入したものをワーカーへの差し入れとして入れることが可能らしいです。
 この取り組みについて友人は、「多分、上海以外なら中の飲料水はすぐ持ち逃げされるし、下手すりゃ冷蔵庫ごと盗まれるけど、上海だったらさすがにそういうことは起こらない」と踏まえた上で、変わった取り組みだが世間、特に暑い中で作業する人たち向けの施策としてはいい内容なんじゃないかと話してました。私自身も同感で、ちょいちょい電気代とか気になってしまいますが、実際に炎天下で作業する人への支援としては面白いと思います。

 この会話の後に代わりとばかりに私が友人に話したのは、このところ日本で取り上げられる消防車や救急車へのクレームです。知ってる人には早いですが、このところ消防や救急隊員がコンビニなどに立ち寄ったところ、「業務中にサボっている」などと市役所などへクレームをつける輩が実際にいるそうです。
 こうした声に対して消防署などは、炎天下であり尚且つ食事をとる暇もないほど忙しいこともあるので、健康上の必要性からも上記車両で一般店舗に寄ることもあるが大目に見てほしいとわざわざ声明を出すことにもなったのですが、そもそも言いがかりとしか言いようのないクレームが出てくること自体おかしいことこの上ありません。むしろはっきり言えば、何故こんな気違いがえらそうに口聞いて、社会のために奮起している各隊員にケチ付けやがるんだとすら思います。しかもこう言うクレームをつける奴というのは、一人じゃなく全国で複数確認されているというのだから、一体いま日本で何が起きているのかとすら内心思えてもきます。


 上記サイトは友人が昨日教えてくれたサイトですが、なんとなくこういうのいるなぁというか、わざわざ気にしなくてもいいような粗を探して揚げ足をとろうっていう人間がこのところ日本で増えてきていると思います。それは匿名性の強いネットが発達したからだと言い切ることもできますが、なんとなく上記のクレームの件を見ていると、本当に原因はそれだけなのかと少し疑問に思え、言い換えれば、何か日本の社会で今変なことが起きているのではと疑っています。はっきり言えば、淘汰がないのではと見ています。

 もちろん中国にも気違いみたいな連中はいくらでもいますし真面目にこの未開部族どもめと田舎出身と思しき素行の悪い連中見て心の中で悪態つくこともないわけじゃないですが、なんとなく社会の世論や意見などを見ていて、このところの日本でびっくりするような声が耳に入ることが増えています。例の日大関係者やアマチュアボクシング関係者など、何故こうした人間がこれまで淘汰されてこなかったのか、何故変なことを言う人間がもうそんなことをわざわざ口に出そうと思わない蔵過去に痛い目に遭ってないのか、謎は深まるばかりです。

2 件のコメント:

ルロイ さんのコメント...

個人的な印象としては、インターネットで可視化されただけで昔からこのような日本人は存在していたのだと思います。知っている限り、世代に偏りがないからです。

共通しているのは、相手の立場、状況を類推して判断する力の不足なのだと思うのですが、どうも日本には狭い世界でたいした知識もないまま、自信をもって刹那的な判断で他者を攻撃できる人種が昔からいるようです。
さすがにその人たちが普段何をしている人なのかは知る由もないのですが、普通に社会で生活していれば明らかにまともにコミュニケーションが取れず浮いてしまうタイプのため、限られた狭い人間関係の中だけで、世間を意識せず生きていける生活手段がある人なんだろうとは思います。

花園祐 さんのコメント...

 おっしゃる通り、昔からこの手の変な人は存在はしたものの目には見えなかったというのが実情でしょうね。前にネットで見た、カスタマーセンターに妙なクレームつけてくるのは若者よりも圧倒的に年配者が多いということとのことで、むしろ以前よりは減ってきているのかもしれません。
 ある意味、このブログなんか読者が限られていることもあって炎上することはほぼなく、自分も遠慮なくきわどいことをかけますが、これがもっと目に付く媒体なら内容を誤解して激しく糾弾してくる人が出てきていると思います。そういう意味では自分は割と読者に恵まれていると日々感じます。