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2019年3月11日月曜日
日本製食器の中国市場の可能性
いきなり商品画像からですが、これは今欲しいノリタケのマグカップです。現時点でも縁が緑色したマグカップを使っていますがこれが非常によく、一発でノリタケが気に入るようになりました。
さてそのノリタケですが、先日実は工場直売店に行ってペアのマグカップを選び、この前友人の上海人にあげてきました。友人も一目見るなり非常に気に入り、「高かったでしょ?いくら?」と聞くので予想値段を先に尋ねたところ、「うーん、5000円はいくでしょ?」と答えました。恐らく私がケチだということを知っているので、5000円以上は出さないだろうとの目測からこの数字を出したのではと思います。
答えはと言うと実は2個で2500円と、友人の予想値の半額でした。「また安いものを人に贈って……」と少し文句を言われましたが、改めてその品質に比してリーズナブルな値段に驚いていました。
その上で私は友人に、「やはり中国人は純白、それも光沢のない食器を好むから、割りとこのノリタケの食器と相性が良いと思う」と話し、中国市場でもアピール次第でまだまだ売れるようになるのではないかという腹づもりを明かしました。友人も現物を見てか非常に乗り気で、「代理店、いややはり直接仕入れて直売するべきか……」などと、何年ぶりかと思うような起業を含めた商売の話を自らしてきました。
現実には会社作ってどうこうするほどの時間も体力もないのですが、やはりノリタケを含む日本の洋食器メーカーの商品は中国で多大なポテンシャルを秘めている気がします。日本通の友人ですら「ノリタケ」や「ナルミ」といったブランド名は全く知らず、その商品と価格についても何も知識がありませんでした。もっともも上海人の友人に限らず、日本人でもノリタケの名前に反応できるのは少ないだろうという気がしますが。
以前にもこのブログで書いていますが、中国の陶器は割と驚くくらい質がよくありません。見ていて如何にも質感がダメそうな皿でも割と高い値段で売られたりしていて、その値段だったら日本ならもっといいのを変えるのにとこれまでに何度も思い浮かべていました。
ただ、日本の陶器や焼物でも、中国人向けの好みは日本人向けとは異なっています。具体的にはやはり絵付けを好まない傾向があり、無地純白系が非常に好まれ、私も好きな黒い茶碗とかはあまり興味を示しません。なお色彩については、なんか光沢のない色を強く好むような気がします。
話は戻しますが、そういう意味でノリタケを始めとする洋食器メーカーの商品は相性がよく、また百度で軽く検索してみましたが、やっぱりと言うかあまり中国でこうした日系洋食器メーカーを紹介するサイトは少なく、そもそも知名度が少なくてその質と価格の良さに気づいていない節があります。
それだけに非常にもったいないと感じるというか、やはり日系洋食器メーカーにはPRを含め中国市場での展開をもっと頑張って欲しいと思います。私自身もこれから中国人土産にはこうした洋食器などを使おうと考えており、孤軍奮闘であってもアピール活動を続けていこうと考えています。
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