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2020年1月8日水曜日

イラン情勢の緊迫化について

 既に各所で報じられている通り、イラン革命防衛隊の司令官暗殺以降、イラン情勢が緊迫化してきています。中国でもすわ第三次世界大戦かなどと大きく注目されており、今晩のゴーンの会見もやや印象が薄らいでいるかのように見えます。

 正直、中東情勢について私は詳しくなく、解説するようなネタも知識もないのが現状です。ただこれは他の日系メディアについても同様だと思え、日本はイランとは歴史的には実はつながりが深いものの、イラン情勢について詳しい人間は案外多くないようで、直近のイラン関連報道も基本外信を引用する形での報道ばかりです。
 改めていくつか報道を見てみると、暗殺されたイランの司令官はこれまで多くのテロ事件に関わってきていたとか、ISとの戦闘でスンニ派勢力が追放されたイラク政府は現在、実質的にイランの傀儡政権になっているなど、これまであまり見聞きしなかった情報が一斉に出てきたように見えます。それだけにこれを機に、中東情勢をしっかり学びなおす必要もありそうです。

 そんな知識のない状態で一つだけ言いたいことを言うと、この中東情勢を「米国VSイラン」という構図で見るのはやはり良くないという気がします。ではどんな構図がいいのかと言うと、「イスラエル(米国)VSイラン」という構図が一番大事で、米国が何故イランと敵対するのかというと、イスラエルが軸になっているという前提を常に考慮に入れる必要があると思います。
 無論、これ以外にも石油資源や米国寄りのアラブ諸国などいろいろ考慮すべき要素は他にもありますが、やはり米国はイスラエルとの関係の延長線上で中東情勢を見ています。トランプ大統領などはその典型で、米国大使館をエルサレムに移すなど、イスラエルとの関係を非常に重視しています。

 以上の内容を含め、また今度辺り中東戦争について調べなおそうかなと言う風に今考えてます。アリエル・シャロンも今やおらず過去の歴史となりつつありますが、中東戦争を理解しないと現代中東情勢はまずわからないだけに、興味がある方は調べるようお勧めします。

<参考>
ソレイマニ殺害の衝撃【バックナンバーPickup】(JBpress)

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