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2008年4月22日火曜日

首相候補について

 結構政界も騒がしくなったので、ちょっとこの辺りで自分の好きな候補でもあげておきます。

 まず今月末にでも自民党が暫定税率を再可決する予定らしいですが、どうもその後に以前の福田首相の一般財源化発言を反故にするような、道路税を道路にしか使わないと言う法律を自民党が用意しているようです。それに対して民主党は暫定税率を再可決しようものならば首相に対する問責決議案を提出すると主張しており、私の予想では恐らくそこま現実も運ぶであろうと思います。

 ただ与野党ともにも世論の動向を気にしているようです。これは週刊誌などでも報じられていますが、もし問責決議案が出された場合、世論の風がどっちに吹くかで解散か現状維持かが決まるでしょう。それこそ決議案を出したところで、「民主党はまたなんにでも反対か」となれば、自民党は強気になって政権を維持し続けるでしょうが、逆に「まだ民意を無視するのか」となれば、よっぽどのスキャンダルがない限り、福田首相の支持率は10%台にまで落ち込み解散にまで運ぶことが予想されます。恐らく、次の週末に行われる山口補選が一つの試金石になるのに間違いないでしょう。

 もっとも、自民党内でも福田おろしのような動きはすでに始まっており、遅くともサミット後に解散か辞任が示唆されています。私としてはここまでおたおたしているようなら、さっさとやめたほうがいいと思いますが。

 さてさて、では私は福田首相の後には誰に首相になってもらいたいかですが、まず世論調査で一番人気の小泉元首相ですが、正直なとこ、いまごたごたしているのはこの人の負の遺産のせいですからまず除外されるべきです。次に人気なのは麻生氏ですが、私はどうもこの人にははっきりとしたビジョンを感じられません。また政策についても、普段見ているとそれほど大した事は言っていませんし、安倍前首相とまではいかないまでも、人気取りだけやってなにも政治は動かない、かつての細川内閣みたいになるんじゃないかと思うのであまりすすめられません。

 じゃあ民主党ではどうかですが、前原氏はすでに一回やってあきれるほどの凡ミスをやらかしているのでまず却下。ついでの代表の小沢氏もすでに古いし体調悪そうだし却下。となると世間でも言われているように岡田氏しかいなくなりますが、意外と無難でいいんじゃないかと思います。まぁ政権とった時点で民主党は分裂すると思うけど。

 結局、一体誰がいいってことなのかですが、私はずばり自民党の与謝野馨氏が現段階では最も良いのではないかと思います。この人の場合、普段の発言から聞いていて政策能力も高そうですし、なおかつ敵がいなくて毒がないと言うのが、小泉元首相の負の遺産を片付けるこの段階では最も適任なような気がします。本人もその気なのか、この前に本を出しましたし。

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