2008年4月25日金曜日

孫子の兵法は本当に強いのか?

 さて今日のお題の孫子の兵法ときたら中国人なら誰でも知っていますし、向こうのビジネスマンは冗談抜きでみんな読んでいます。実際に私が向こうにいたときも、常に本屋で孫子の兵法のビジネス解説本がおいてありました。

 しかしこの孫氏の兵法ですが、果たして軍学としてレベルが高いかどうかについて私は少し疑問を感じています。実際に漢文で私も読んだことはありますが、書いてある内容は非常に質が高いです。ただ問題なのは、この兵法にのっとって戦争をやっても実際に弱いんじゃないかということです。

 と言うのも、中国、と言うより漢民族は対外戦争においては非常に弱いからです。
 古くは漢の時代の異民族である匈奴。漢は毎年莫大な贈り物を送ってまで和平策を取りました。そしてその後に漢が滅んで三国志の魏が出て、魏も滅んで晋の時代には異民族が大挙してやってきて、中国の北半分が取られちゃいました。
 その後も唐の時代には元通りになり、逆に異民族を破って版図を広げるものの、唐が滅ぶと五代十国時代でまたやられ放題。宋に変わってもまた北半分取られてしまいにゃモンゴルの元になるし、明の頃にまた復活するもその後は満州族にやられてしまう。

 もっとも、ここまではまだいいでしょう。当時の民族状況はまだ今とは違いますし。しかし時代が近現代にはいっても、なんか中国は対外戦争に弱いような気がします。
 まず最初にあったのはアヘン戦争、欧米にめちゃくちゃやられます。次は日清戦争、これに負けちゃって眠れる獅子じゃないと言われちゃいます。そして日中戦争、これは内部抗争もあったけどね。

 そうこうしているうちに現在の中華人民共和国になりましたが、今問題になっているチベットの侵略には成功したものの、あまり知られてませんけどアメリカとの戦争のどさくさにまぎれて進軍したベトナムにはコテンパンにやられています。因みにこのときの開戦理由は、「お仕置きを与える」という妙な内容で、実際には仲が悪くなりだしたソ連への牽制だった。

 こんな具合で、どうもはたから見ていると中国は対外戦争にやけに弱いような気がします。なにも孫子の兵法だけのせいじゃないと思いますけど、ここんところはどうなんでしょうかね。
 なお、今日のネタはわざとふざけて、なおかつデフォルメして書いているのであまり真に受けないように。

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