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2008年4月17日木曜日

後期高齢者医療制度について

 さってさて、えらくニッチな内容を取り扱うことになりました。もしかしたら間違えて書いているかもしれませんから、そのときはゴメンね。

 実は医療問題について、私は去年一年間に友人のT君(通称ツッチー)とともによくしてもらった先生から相当学んだつもりだったのですが、この後期高齢者医療制度についてはすでに成立していたにもかかわらず、全くノーマークでした。別の、廃止すると何度も言われておきながらまだ続いている障害者自立支援法等については相当深い内容まであれこれ話せるのですが、こっちは今のように施行されだしてニュースになってからわかったので、個人的には悔しい思いをしました。

 で、この後期高齢者医療制度ですが、現在把握しているところだと、これまで子供らの世帯に「扶養家族」として保険料の支払いを免除されてきた75歳以上の老人が、この制度によって新たに月々の保険料を支払わねばならなくなったのが肝のようです。しかもあざといことに、今も問題になっている月々に支給される年金から天引き、つまり支払いを拒否することが出来ないということです。

 私自身は、将来の年金や財政の観点から高齢者世代にも多少の負担を受けてもらうことが必要だとは思っていますが、今回の制度のように「75歳以上」という、社会的に弱い世代だけを狙い撃ちにするやり方は好きにはなれません。第一、このような事態を避けるために作られたのが現在も40歳以上に課せられている介護保険制度なのに、そのうえにこのような制度を作るなんてもってのほかです。
 まだこの制度も「60歳以上」、もしくは年金世帯の「65歳以上」というくくりなら私も考えますが、いかにも「死んでくれ」というようなこの年齢範囲は問題でしょう。そんなことより、早く自立支援法も廃止しないといけないのに。

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