♨
いきなり妙なマークから書きだしましたが、上記の記号は日本人なら言わずと知れた「温泉」の地図記号です。なんでこんなマークを引っ張り出してきたのかというと、今日買って読んだ「日本人の知らない日本語3 祝! 卒業編」にてロシア人留学生がこのマークを、「おんせん」と読む漢字だと誤認していた書かれていたからです。ちなみにそのロシア人はこれが漢字じゃないと知って、やけにショックを受けたそうです。
言われてみると確かにこのマークは漢字っぽく見えるし、「温泉はこの一字で表せる」とか言ったらなんとなく信じちゃいそうです。それ以外にもこの漫画では、社長や先生といった役職が宛名に付く場合には「様」を付けないが、どうして時代劇では「お館様」と呼ぶのか、日本人が聞いても考え込みそうな内容が書かれてあって、物事は見方だなぁとつくづく感じさせられました。
ここで話は変わりますが、実は最近自分の中でもある比喩表現を今後も用いるべきかと悩んでいるものがあります。サッとあげちゃうとその比喩表現とは「彗星の如く」という表現で、一般的には突然現れた時に使用し、対象も物体というよりは人間(人材)などに用います。
この「彗星の如く」、こういってはなんですが結構お気に入りでした。よく使われるのはアイドルやお笑い芸人など突然売れ始めた人に使われるのですが、アイドルなどをよく「スター(星)」と表現することもあり、このスターと彗星が意味的にもマッチしていて他の人は知りませんが私個人にとっては何とも言えない組み合わせに感じます。
では何故この表現に今更疑問を持つのかですが、一言で言って「今時、彗星が飛んでくる時刻はほとんど予想されてるじゃん」という点に尽きます。いわば東條が予想されているものに対して突然現れたかのような比喩表現は如何なものかと思うわけです。
かといって、じゃあほかに何か突然現れた際の比喩表現はあるかとなるとパッと出てきません。改めて考えてみると、意外と「突然」という表現は難しいものがあります。そんなわけでまたオチが弱いですが、日本語って難しいねというのが今日の私の意見です。
おまけ
「トラの威を借るキツネ」という比喩表現がありますが、これの応用として「ジャイアンの威を借るスネ夫」という表現がたまに散見し、自分でも使ってみたいなぁと日々感じます。
4 件のコメント:
日本語の表現はホンマに複雑と思います。例えば、英語の“I”を日本語で言えば、私、僕、俺、わし、小生などがあります。confused..
外国人からしたら確かに日本語はややこしそう。上に広告を挙げた漫画の中でも書かれているけど、一つの表現にバラエティがありすぎて困るらしいね。ちなみに外国人は日本語の「今度」は全然明確じゃないと思ってあまり使わないとも書いてたな。
その漫画、主人がお土産で買ってくれた。
同じ外国人なのに、自分が相当 日本語を丸々飲み込んで勉強したなあと思った。そんな面白い発想もなく....
日本語が学習できたら、今度はそのバラエティ性に惹かれ。日本人は空気読むことを重視してるのでいろんな言い回しが現れる。日本語を勉強すること、そのまま「日本」もより深く分かるじゃないかなあ。それより文法が嫌い
この漫画、外国人の方もやっぱり読まれるのですね。
自分も外国語で文法を勉強するの嫌いです。にもかかわらず、語学テストと言ったら文法問題ばかりで、こういうところに日本人の外国語能力が上達しない原因があるのかもしれません。
コメントを投稿