先ほど友人とスカイプでチャットしている最中、「ハリウッド映画に出てくる黒人はおしゃべりでお調子者が多いが、日本映画となるとこの役には間違いなく大阪人が充てられる」と述べました。この意見に反対する日本人はまぁいないでしょう。
現代日本において一番キャラが立っている地方人とくれば大阪人がまず挙がってきて、その特徴となると「明るい」、「うるさい」、「ボケる」の三拍子でしょう。かくいう現在の私にも身近に大阪人がいるというか参加しているサイクリング部には大阪出身者が数多くいて、飲み会の最中にはよく大阪の地名を挙げてはあそこはああだったとか、昔はこうやったなどと盛り上がります。
私自身は関東育ち(マッドシティ近辺)ですが学生時代は京都にいて関西地域に多少は土地勘があるためこういった話にもついて行けるのですが、正直言って話のペースとなると全くついていけません。みんな我先に俺が俺がと話し続けるし、しかも自分と比べてみんな年齢と経験を重ねた大物ばかりでどっちかっていうと聞き役に回ることが多くなります。
なおここだけの話ですが中国には大阪人がいっぱい来てますし、本人らも東京の連中らと比べたらわしらの方が海外は強いんじゃと言って憚りません。私個人の見方としても関西人の方が海外勤務を精力的にこなせる率が高いように思えるし、何よりも未開の領域へ突っこもうというパワーにおいては関西人は関東人より上な気がします。その一方で、学生時代にいた周りの関西人は海外はおろか大阪からも出たくないという人が多く、どうしてこう外へ向かうという意識で両極端なタイプが混在しているのかまだ答えが出せていません。
話は戻りますが周囲の大阪人の方々は誰もが長い海外駐在経験を務めており、人のいうことを聞かないことに定評がある私ですら素直に言う事を聞くぐらいためにもなるし、説得力もあります。先日聞いた話でも、「中国人従業員を辞めさせる時は有無を言わさず即切り、その場で家に帰らせろ」というのがあり、なんでも最後に会社を出ていく際に備品を盗んだり壊したりする例が多いからだと実体験込みで教えてもらえました。「あの工具、ほんま高かったのに盗みおって……」と悔しげでしたが。
そんな身近な大阪人の中でも、ひときわ強烈なのが東大阪出身というコテコテのおじさんです。飲み会ともなるとずっとしゃべるしずっとボケるしで、明らかにほかの大阪の人と一線を画す存在感があります。高校生時代の話となると、「あいつら、ケンカとなるとモノ持ってくるからこっちも武装せなあかんねん」とかきわどい話になれば、ちょっと前の話でも新地のお店でどこそこが昔通ってたとかやたらディープな話も飛んできて、黙って聞いてても本当に面白い人です。
ただ最近残念というかこれまでツッコミ役だった駐在員がこの前帰国してしまって、それからはツッコミ役がいなくて一人でボケとツッコミもやらなくてはならなくなったためか前よりはややペースが落ちました。それでもしゃべり続けることに変わりはなくこの前も、「うちの従業員も最初入った頃は全く日本語しゃべれへんかったけど今やったらほんましっかり話せて見積りも取ってくるわ」と、話してましたが、
(そりゃあんたの傍にいたら嫌でも日本語覚えるよ)
と、密かに思ったことはここだけの内緒です。
1 件のコメント:
大阪人=上海人、東京人=北京人、以上ですわ。
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