2016年3月23日水曜日

千葉のマッドシティ~清原氏の入院先

 報道を既にみている方には早いですが、何かとお騒がせな元プロ野球選手の清原氏が留置所を出所後、持病である糖尿病の治療のために向かい入院した病院というのはなんとマッドシティこと松戸市にある病院とのことです。具体的な名前もわかりますが、ぶっちゃけ私は一度もお世話になったことが無く訪れたこともない病院だったのと向こうもあんまり名前出されたくないだろうから割愛させていただきます。
 なお子供の頃はやたら骨折多くて、地元の整形外科にはしょっちゅう通ってました。あと自転車の乗り過ぎだったのかどうかまではわかりませんが左臀部にしょっちゅう血膿が溜まり、腫れ上がる度に新松戸にある足立外科胃腸科でメス入れて切ってもらってました。切られる際に溜まった血膿が抜け出ていくのが割とリアルに感じてました。

 話は本題に戻りますが、なんでもその入院先の病院で張り込んでいた記者たちに昨日突然、清原氏からの依頼によるものだとして弁当(焼肉)が配られたそうです。ただ多くの記者たちはこの弁当に一切手を付けなかったとのことで、折角の好意と食べ物を粗末にしているという声もあれば、ジャーナリストたるもの金品の類は一切受け取るべきではなかったとの声もあり、そこそこ議論の種となっている気がします。なおスポニチの記者はしっかり食べてその弁当の内容を記事にしたそうです、ってか私も読んだけどねその記事。

 結論から言うと、こんなもの受け取らなくて当然だし受け取った時点でジャーナリスト失格です。ただスポニチなどの娯楽系メディアであればこの限りでなく、弁当内容をレポート記事にするのも彼らならむしろアリかなと思います。

 私自身の経験を述べると、企業のメディアを対象にした発表会へ赴く際にはよく上司から、「絶対に金とか受け取るなよ」と厳しく言い含められておりました。何故なら金品を受け取ってしまうとそれがどれだけ小さな金額とはいえ買収行為として成立し、たとえ向こうが何の要求をしてこなかったとしてもジャーナリストの独立性は確実に損なわれます。
 考えても見てください。ある会社や人物について褒め称える記事が書かれたとして、その記事を書いた記者が相手から何かしらの金品を受け取っていたとなると果たしてその記事は公平な観点から書かれているのか読者からしたら疑問を覚えざるを得ません。逆に批判したとしても何故批判するような相手から金品を受け取るのか、こっちは人格的に疑問を覚えざるを得なくなり、どちらにしろ記事に対する信用性はガタ落ちとなるわけです。

 そして記者自身にとっても何が怖いかっていうと後から、「あいつ実は受け取っていたんだぜ」と後年にばらされることです。実際に野中広務元官房長官が、「田原総一郎氏だけは頑としてうけとらなかった」と述べた上で官房機密費を多くのジャーナリストに配っていたという事実を暴露したことがありましたが、こんな感じで後から言われるとその記者のそれまでに積み上げてきたキャリアが一気に崩壊する恐れもあるだけに、記者にとっても疑わしいと思うものは絶対に拒否し、変に慣れてしまわないようにしょうもない品物もあまり受け取らないように心掛けることが大事だとよく教えられました。

 とはいえ、記者であっても取材相手と一緒に食事したりカラオケもしたりします。今揉めている野球賭博もそうですがどの辺が受け取っていいのか悪いのかという線引きはやや見え辛いです。敢えて私の経験で述べると、

・現金、またはすぐ換金可能な現金同等物は完全アウト
・誕生日や送別会などのイベントとは関係なく送られてくるプレゼントも基本アウト
・発表会などに来場した客全員に配られる粗品ならOK(メディア関係者のみが対象でないため)
・容疑者や政治家など影響力のある個人から送られてくるものはすべてアウト

 今回の清原氏の例は4番目に当たり、本人にその気がなくとも買収行為と周囲からみなされる恐れがあるために記者らは受け取るべきではなかったというのが私の見方です。もっとも私が注目したのは受け取ったのか受け取らなかったのではなく、何故こんな行為を清原氏が取ったのかという疑問でした。
 単純に本人が張り込んでいる記者らを慮って送ろうとしたのかもしれませんが、記者からしたら弁当なんか買ってくるよりとっとと記者会見の一つでもしてくれた方がずっとありがたいはずです。では買収の意図はあったのか。恐らくですがそういうのは全くなかったと思いますがだからこそ私はそこに疑問を感じます。

 突然仕出し弁当を発注して配ることで買収とみられないだろうか、こうした点についてまるで考慮した痕跡が見られずつくづく空気が読めないというか何をすべきで何をしてはならないのか、この人はそういうことを全く考えていないのではという風に思えてなりません。それこそ一緒に作業しているスタッフみんなにお弁当を買ってくるのならわかりますが、一向に取材に応じない自分に対して張り込んでいる縁もゆかりもない記者らに突然弁当を配ろうだなんて突飛に感じますし、また向こうもどんな対応するかをちゃんと考えたのでしょうか。第一、弁当発注する暇あったら先程挙げたように記者会見を開くとか、お世話になった人たちへ謝罪の手紙を書くとかもっと他にやるべきことがたくさんあるような気がしてなりません。この点で私は疑問を覚えました。

 気遣いというのは気遣いの仕方があると考えます。やっぱそれが出来るか出来ないか、お仕着せの気遣いになっていないか、どうもその辺がちゃんとわかってないんだろうなって過去の行動からも見ていて思うわけでした。

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