どうでもいいことですが私のパソコンはアプリケーションエラーが起こる度に、「くっそー」という音声が鳴ります。この音声は某伝説のクソゲー「デスクリムゾン」に使われているSEなのですが、昔たまたまこのSEをネット上で拾う機会があり何かに使えないかと考えたところ、折角だからパソコン使っててよく聞くサウンドエフェクトに充てようとセットしました。一回、名古屋に左遷されたうちの親父と一緒にパソコン弄ってたらこの音声が鳴って、「くっそー言いよったでこのパソコン!?」とビビってました。
・2016年最大の政治イベント「衆参ダブル選挙」に注目せよ(田原総一郎の政財界「ここだけの話」)
そんなわけで本題ですが、今日はちょっと議論にもなっている「2016年に衆参ダブル選挙はあるのか」について意見を書いていきます。
まず現時点で確定していることとして、3年ごとに半数改選の参議院は今年夏には確実に選挙を行わなければなりません。それに対し衆議院は前回選挙が2014年12月に実施されており、衆議院議員の任期が4年であることから2018年までは何も急いで解散する必要は無かったりします。にも拘らず何故前回選挙から一年半後の今年夏に解散が予想されているのか、それにはいくつかの要因が挙げられており、上記の田原総一郎氏のサイトではそれらがわかりやすく指摘されております。
1、2017年の消費税増税
現在のスケジュールだと2017年に消費税を現行の8%から10%へとへ引き上げる予定となっておりますが、言うまでもなく増税したら支持率は下がるので選挙にも影響します。「だったら増税前に選挙してしまえばいいじゃない」というのがこの要因です、以上。
2、2020年の東京五輪
こちらもスケジュールネタですが、2020年の東京五輪までに最低でもあと一回は選挙を行う必要があります。自民党、ひいては安倍首相としてはこの国家イベントに政権与党を維持したまま臨みたいと考えており、それならば比較的有利な今年中にも選挙を行い万全な状態でオリンピックを迎えようという考え方です。もっとも、五輪委員会のレベルが低すぎてこのままだと聖火なしの競技場になってしまいそうですが。
3、憲法改正
これは最近になって安倍首相も口にするようになったので真実味が増していますが、現政権内での憲法改正を達成できるように敢えてダブル選挙に臨み、衆参で改正が狙えるほどの大量議席を狙うという見方です。
さすが田原氏というだけあってどの要因も私から見て納得できる意見ですが、特に三番目に関しては長くその理由や背景を述べており田原氏の中でもイチオシの意見かと思われます。この田原氏による三つの意見に加え私からももう一つ、何故ダブル選挙をやるのかという理由をここで提示します。
4、まとまりのない野党とそのさみしい懐事情
民主党と維新の会が合併を決めましたが政党名を何にするかすら決まらず公募に至って未だに決まっていないなど、野党連合とは言いながらのっけからかなりまとまりのない状態が続いています。共産党も野党同士で立候補者を調整するべきなどと主張して、ってかむしろ言いだしっぺで、次回選挙に向けて手を取り合うとは言っていますが私の予想だと各選挙区にどの党から立候補者を出すのかで必ず揉めると思われ、むしろ混乱するとしか思えません。
またこれは一部で言われていることですが、民主党を始めとして各野党共に懐事情というか政党の資金がかなり枯渇し始めており、参議院選を乗り切るだけでも大変だというのにダブル選挙となると一気に資金がショートして選挙どころではなくなるという説もあります。実際民主党の支持者や支持団体は減ってきているだけでなく初期のスポンサーであった鳩山家とも距離を置いてますし、表立っては言われないけど相当厳しい財政状態ではないかと伺えます。だからこそ選挙区を調整して立候補者の重複を避けたいという発想につながるのですが。
以上の四つの理由から、確かに現状ではダブル選挙となる公算が高いように思われます。しかし選挙といってもTPPもまとまったし、消費税もコース通りだし、マイナス金利も導入したしで、選挙の争点となる話題がほとんどないのも事実で果たしてこの状態のまま選挙に打って出るのかというとやや疑問に感じるところもあります。安倍首相はこれから作っていくつもりなのかもしれませんが。
議席数を増やすという一点にこだわるなら、野党がまとまり切れていない今が大チャンスであることには変わりません。この点をどう見るか、安倍首相の政局勘が試される事態といっても間違いないでしょう。
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