2008年7月24日木曜日

花子さんの評価が逆転する時

 この記事は前から準備していたネタです。単に、書くのを忘れていただけですが。
 実はこの前本屋を眺めていたところ、この花子さんを題材にした新しい漫画を見つけました。そのタイトルと言うのも、

「ふしぎ通信トイレの花子さん」

 中身を読んだわけじゃないですが、タイトルもさることながらその表紙に腰を抜かしました。見たい方はアマゾンの商品画像を見てもらえばわかりますが、あの花子さんが立派な萌えキャラとなって描かれています。

 この花子さんは説明するまでもなく、日本における小中学校の怪談話の中で最大級の影響力と知名度を誇る人気キャラクターです。ポピュラーな話は誰もいないはずの女子トイレの個室ドアを三回ノックすると、向こうからもノックが返ってきて、その後はおかっぱ頭の少女が現れトイレに引きずり込まれるというのが大抵のあらすじです。
 私などはスーパーファミコンで出ていた「学校であった怖い話」の中に出てくる高校生の花子さんのイメージが強いので……やべっ、思い出したら震えてきた。このゲームの中の話はそれくらいよく練りこまれたシナリオだったので、私は未だに花子さんへの恐怖を強く感じます。

 しかし、それも今じゃ過去の話です。今時の小学生はどんな怪談話をしているかはわかりませんが、私らの時代はそりゃあもう花子さんは幽霊のボスキャラ的な存在で、圧倒的な迫力と恐怖を兼ね備えていたのですが、今回挙げた漫画のように、もしかしたらもう花子さんはそんな存在じゃなくなっているのかもしれません。思い返してみると、私たちが子供だった時代にも、そのような変化の端緒とも取れる動きがありました。

 まず一番最初に花子さんが転換したのは、94年にテレビ番組「ポンキッキーズ」の中で連載された、「学校のコワイうわさ 花子さんがきた!!」というアニメ作品からです。この中の花子さんはこれまでの悪霊というキャラクターから一新し、子供を助けて逆に悪霊退治を手助けするキャラクターとして描かれています。
 その後も、このように悪霊退治をする花子さんを題材にとる作品はいくつか確認できますし、95年の実写映画「トイレの花子さん」でも子供の守護霊として描かれています。

 このように、前回の記事では歴史上の人物の評価が逆転する事は多々あると書きましたが、まさか花子さんまでキャラクターが逆転するとは、最近までついぞ私も思っていませんでした。あれだけ自分を怖がらせた花子さんが今じゃいい幽霊として書かれている事が多いというのは、大人心的になんとも言えない寂しさを感じます。

2 件のコメント:

  1.  花子さん懐かしいですねー。確かタロウさんとかもいたような気がします。あのときは学校の怪談はやったなー。地獄先生ぬーベーとかもありましたよね。中途半端でアニメは終わったけど。

     怪談っていつの時代もはやりますよね。ちょっと前だとリングやらせんなど。最近では着信アリや渋谷怪談などがありますよね。僕も花子さんぐらいは、悪霊のまんまがよかったなー。あんまり初期イメージと違うとがっかりするし。

     時代の流れで人の評価って簡単に変わるものですよね。歴史上の人物などは、官軍か賊軍かにもよるけど、人っていうのは多面体であるのでいいとこも悪いところもあるに決まっているのに、あれこれ言いがかりをつけるのはナンセンスだと思いますけど。
     しかし、花子さんは悪霊から守護霊とか本質から変わりすぎだろと思います。
     

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  2.  ちょっとこの記事を書く時に調べてみたのですが、やっぱりタロウさんはあまり出てきませんでした。萌えキャラ化する時に、ボーイフレンドというキャラ付けはされなかったようですね。

     私もサカタさん同様に、人の評価はその人の功績以前に見る人の見方によると思います。なので、人それぞれに好きな武将を見つけることが一番大事でしょう、信長の野望で。

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コメント、ありがとうございます。今後とも陽月秘話をよろしくお願いします。

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