2010年1月6日水曜日

菅直人氏の財務相就任について

 すでに各所のニュースでも報じられていますが、昨日より体調不良のためその去就が取り沙汰されていた藤井財務相が本日正式に辞任することが鳩山首相より発表され、藤井氏の後任に現副総理の菅直人氏が就任する事が合わせて発表されました。

 我ながら細かい所をいちいち突っ込むことはわかっているのですが、どのメディアも昨日の段階で藤井氏の続投は難しいだろうという予想を立てている中で何故か時事通信だけが、「鳩山首相、藤井財務相の続投表明」という見出しの記事を出して大きく予想を外していました。本人らもよっぽど慌てたのか、昨日に出した記事なのに今朝にはもう引っ込めて削除してましたけど。

 それはともかく今回の藤井氏の辞任は個人的には残念と言えば残念ですが、なかなかに民主党の危機管理はよく出来ていると感心もしました。昨日の会見にて藤井氏は健康問題で鳩山首相と会談したとだけ話し、去就についてしつこく尋ねる記者に対して医師の診断が出てからだとはっきりと言明することはありませんでした。また鳩山首相も時事通信が言ってたのとは違ってあくまで相談を受けたとだけ話し、藤井財務相同様にはっきりとした発言をうまく避けていました。

 そんな昨日の今日に至って藤井氏の正式な辞任を発表した上で後任人事に菅氏を置き、菅氏の現在のポストである国家戦略相の後釜には仙石氏を持ってくるなど、準備万端で鳩山首相は今回の人事交代をうまく進められたと言っていいでしょう。これが自民党だと昔ならいざ知らず、国務大臣が辞任することを発表する段階でも後任人事が決まっていなかったりして、そういうのと比べると今回は久々にすんなりいったというかスマートな印象を受けました。

 ただこれまた細かい所を突っ込んどくと、以前に書いた「小沢一郎、政党助成金私的流用疑惑について」の記事にて書いている小沢氏の政党助成金の流用に当時自由党議員であった藤井氏も噛んでいると文芸春秋は報じており、もしかしたら今後司直の手が伸びる前にあらかじめ藤井氏を切ったというのが真相なのかもしれません。新聞メディアはこの助成金流用のネタ元が文芸春秋だから、恐らく明日の朝刊では一切触れないかと思いますが。

 私は小沢氏の疑惑について、去年の前半に持ち上がった西松建設がらみの迂回献金疑惑については自民党の国策捜査で、尾身議員や二階議員を始めとしたたくさんの自民党議員らも同じ経路にて献金を受けていたのでそれほど違法性は感じませんでしたが、この政党助成金の件は小沢氏政治団体が疑惑の土地を購入した時期とピタリと一致している事から、はっきり言って違法性の高い行為を本当にやっているかと思います。

 ただ果たしてこの件の捜査が次回参議院選挙まで一定の目処が立つかどうか、それもまた微妙だという気もします。というのも検察も現在すねに傷を抱えており、前の厚生省女性局長の逮捕があまりにも強引過ぎたため、早くも本当の狙い目だった石井一民主党参議院議員の名前入りでこんなニュースが出てきています。

<郵便不正>「村木被告からの指示」否定 元係長証言へ(毎日新聞)

 民主党としてはこの件で検察内部で無理やりに事件を作ろうとした人物を締め上げる事でいくらでも検察組織を攻撃する事が出来、そうした動きを抑える代わりの取引が行われるかもしれません。まぁその取引相手が誰になるかまではまだはっきりしませんが。

 今年前半の政治の動きはほぼすべてが夏の参議院選挙に直結しており、選挙を視野に入れればいろいろ見えてくる動きもあるかと思います。このブログとしても選挙期間はやけにアクセスが増える傾向にあるので、うまいことその波に乗れたらと思いつつ、またしても散文のようなまとまりのない記事となったわけです。

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