2010年1月28日木曜日

児童虐待は何故防げないのか

「パパはいじめない」虐待死の海渡君、親かばう(読売新聞)

 非常に痛ましい事件ということで、こちらも短いながら一筆書いておきます。
 上記リンクに貼った事件の概要については敢えて細かく説明しませんが、私が見たこの事件に対するテレビの評論家の意見にて、児童虐待を防止する制度や組織は存在していながらも、それらは今回の事件のように学校や児童相談所がほとんど連携を取っておらず現状機能しているとは言いがたい、というものがありました。

 確かに言われることもっともで、今後このような事態を防止するという意味ではいい意見だとは思いますが、今回のケースに限っては私は連携以前の問題で、学校も児童相談所もその自らの組織の役割をサボタージュしたがゆえに起こった事件なのではないかと見ております。というのもリンク先の記事を読んでもらえばわかりますが、プロでない一般人から見ても明らかに虐待が伺われる動向や情報が寄せられているにもかかわらず詳しく調査せず、その虐待者の疑いのある親を面談して、「二度と殴らない」という言葉を鵜呑みにして見過ごすなど馬鹿やってんじゃないよと怒鳴りたくなるような所業です。

 ただ学校については、もちろん今回の対応は呆れるほど悪いものだとは思いますが、児童を親から引き離すなどの強制措置を行う権限を持っていないためこの様な対応になってしまったのもある意味自然だったのかと思うところがあります。それに対し児童相談所は学校側の面談報告だけを聞いて対応を取りやめるなど、自らの職務を本当にわかっているのかと疑いたくなるような行動を今回の事件で取っております。

 芥川龍之介ではないですが、親は捨てることも出来れば養子を取ったりするなど子供を選ぶことが出来ますが、子供は自分から親を選ぶことは出来ないのです。そして子供としては親に捨てられれば生きてく事は出来ず、たとえどれだけ劣悪な環境といえども我慢するより他なく、今回の事件のように親からの暴行を外に強く訴えることが出来なくて当たり前です。
 ですから多少強引な手法となったとしても、虐待の疑いがあるケースに限っては一ヶ月など、短期間でもいいからすぐさま親と子供を引き離すことが何よりも大事になるかと私は考えております。よっぽど変な子供でない限りは虐待だと騒いで親をハメるということはないでしょうし、なによりももうこんな事件を起こしてはならないと心から願います。

2 件のコメント:

  1. 花園さん、始めまして。
    この事件あまりの大人の無責任さと無能さで
    男の子を殺してしまったのだと思います。
    私は悲しくて悔しくて腹が立ち、涙が
    止まりません。
    私だったら児童相談所に警察の助けを
    借りて何とか自分で助けたい!と
    思います。
    こういう「助けたい」という信念が
    上の人たちには伝わってきません。
    とにかく忙しいといわれる児相。
    でも殴られた怪我の時点で引き離して
    保護できたはず・・・。
    本当に何やっているんだかと
    素人の私でも呆れます。

    始めてなのに書きたい放題で
    申し訳ありません。
    こんな悲しい事件が
    なくなりますように・・・。

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  2.  ゆきのさん、コメントありがとうございます。

     実はこの記事は書き終えた際に、どうしてこんなものを書いてしまったのだろうかという後悔が強く残った記事でした。というのも私自身が児童問題のプロでもなんでもない一ブロガーで、そんな人間がこういった問題について言及していいのか、しかもややありきたりでよそでも言われているような意見でまとめてしまって、こんなのをわざわざネット上で公開する意味があるのかと考えました。
     ではどうしてそれでも書いたのかというと、主に社会問題を取り扱っているブログである以上、この問題は決して放っておいてはならない問題だという意識から公開するに至りました。

     記事の内容自体には私自身あまり評価していない記事ですが、それでもこうして共感してくれる方がいただけでも書いた甲斐はありました。

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コメント、ありがとうございます。今後とも陽月秘話をよろしくお願いします。

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