2012年3月10日土曜日

産経新聞の記者の質について

 元々批判的な内容が多いこのブログですが、あまり他紙を批判するのはやめとこうと思いつつもこのところあまりにも目につくのと、別の観点からもある批評をしようと思っていたので産経新聞について書きます。まず結論から言うと、最近の産経新聞はあまりにも質が低過ぎると言わざるを得ず、人事の人間はすべからく首を挿げ替えるべきだと切に感じます。百聞は一見に如かずなので早速見ていて呆れた記事を紹介しますが、下記のGMが販売しているシボレー・ボルトに関する記事を見た時は本当に目を疑いました。

GMが「ボルト」を5週間生産中止 発火問題も影響(産経新聞)

 この記事のどこが問題なのかというと、シボレー・ボルトのことを「電気自動車(EV)シボレー・ボルト」と表現している点です。確かにGMはこの車をあくまで「電気自動車だ」と現在も主張していますが、どこの世界に内燃機関(エンジン)を搭載した電気自動車があるのか、こんなおかしな発想が通用するのはアメリカ自動車業界ならではのもので生憎というか日本や世界では通用しません。そこら辺を消費者もわかっており、中途半端なエコカーだって見透かされてか気合入れて出したくせに販売が不振で生産中止になったというのが上記ニュースの肝だというのに。
 それで気になったのでほかのメディアはどう報じているのかというと、まず日経は「電気とモーターで走る戦略車シボレー・ボルト」と書いており、うまいこと核心を避けているなぁと匠心を感じさせる表現となっています。ではこのほかではどうか、読売新聞ブルームバーグレスポンスでは揃ってはっきりと、「プラグインハイブリッド車(PHV)シボレー・ボルト」と表現しており、私もこの表現が最も適切だと考えております。

 はっきり言って私は自動車は見るのは好きですが運転は下手だし別にこの方面専門の記者というわけでもありません。そんな私からしてもシボレー・ボルトを電気自動車と書くのは素人以前の問題で、なおかつこの表現で校正を通す編集というのは異常というよりほかないと感じます。車の構造に詳しくないとかそういうレベルじゃなく、また発行から数日経っているのに全く修正しないというのも安西先生じゃないですが、「誰か教えてやる人間はいないのか(;゚Д゚)」と別な意味で驚かされます。

 仮にこの記事一つだけだったらこの記事を書いた記者(ぶっちゃけ署名載ってるけど)だけが問題だと言って済ませられますが、これ以外でもこのところの産経の記事は疑問符が付くものが異常というか桁違いに多いです。特に中国関係の記事は明らかに現況分析が間違っている、偏向的な視点で書かれている記事が多く、ここだけの話ですが官公庁や金融機関関係者などから北京支局にいるという産経の記者に対し実名で、「あいつをどうにかしろ(#゚Д゚)y-~~イライラ」という批判をシャレや冗談抜きで聞くことが段違いに多いです。私自身も、ネット上で履歴の残る記事によくこんな適当なこと書けるなと思うのと同時に、ほかに人材はいないのかとつくづく感じるレベルです。

 更にこれは日本における産経記事についてですが、産経新聞は読者ターゲット層を保守派に絞っているため基本的に自民か民主かと言ったら間違いなく自民寄りに記事を書く傾向がありますが、これが親米保守か反米保守かと迫られると二律背反となって主張が腰砕けになる傾向があります。特に顕著だったのは去年のTPPに関する記事で、賛成か反対かできれいに親米か反米かで別れてしまうためほかのトピックと異なりどっちつかずな主張が明らかに目立ちました。日経なんか財界が主な読者層ということもあって賛成一辺倒でわかりやすかったのですが。

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