過去記事でこのところメール語尾に「フォースと共に」という言葉を付けるのがマイブームとなっていると語りましたが、ちょうど「スターウォーズ エピソード1」の3D版が公開されたこともあって関連する話題がこのところ溢れております。自分が見たニュースだと今回の3D版を2D版の公開当初は幼くて恐らくは見ていない世代に見せたところ反響はよかったという話がありましたが、こうした映画本体に関する話題にとどまらず関連商品も出てきているようで、先日見た中にはこんなニュースがありました。
・『スター・ウォーズ』ライトセーバー型の傘が登場! スイッチでシャフトが光る本格仕様!(シネマトゥデイ)
上記リンク先で紹介しているのはライトセーバー型の傘で、なんでもスイッチを付けるとシャフト部分がライトセーバーのように光るそうです。ちょうど現在私が上海で使っている傘が去年の台風の際に骨の一部が曲がっているので見た時は素直に「欲しい」とか思っちゃったりしたのですが、値段は4980円とのことでやや割高感があります。
ちなみにスターウォーズはハリウッド映画として初めて関連のおもちゃ商品が出たそうで、確かシリーズを通した売上げはギネスブックとかにも載っていたような気がします。ライトセーバーなんかおもちゃ化しやすい商品なだけに大量にあふれていたでしょうが、それにしたって傘に使おうと考えた人は相当な切れ者でしょう。
これとは別に昨日、仕事で企業のプレスリリースをチェックしていたら、ちょっと目を引くリリースが出ておりました。
・May the Force be with you. - ヨーダがライトセイバーでPCを守るUSBアクセサリ(マイナビニュース)
こちらはセンチュリーというパソコン向けアクセサリーなどを売っている会社ですが、なんとヨーダのデスクプロテクターを発売したそうです。デスクプロテクターとは知らないうちに勝手にパソコンを触ろうとする人間に対し警告を与える、もとい音を出すだけの防犯用具だそうですが、先ほどの傘といいこんな商品にヨーダを使おうとする人は相当の切れ者かアレな人でしょう。しかも妙に凝っていて、発する音声は下記の六種類にも渡るそうです。
1、In the end cowards are those who follow the Dark Side.
(和訳:臆病者とはダークサイドに堕ちる者達のこと)
2、A disturbance in the Force there is.
(和訳:侵入者そこにあり)
3、Retreat! Cover you, I will!
(和訳:撤退せよ!わしが守る)
4、Still much to learn, you have.
(和訳:まだ学ぶべきことが多くある)
5、So certain of defeat, are you? Hmmm…
(和訳:負けを認めるのか)←防犯用具がこんなこと言っていいのかよ(;゚Д゚)
6、Rush not into fight. Long is the war.Only by surviving it, will you prevail.
(和訳:戦いに急ぐな、戦争とは長期間かかるものだ。生き残ることによってのみ、打ち勝てるのだ)
「一体こんな商品を出したところで誰が得するんだよ、俺以外に」とかちょっと思ってしまった商品です。
ちなみにまた豆知識ですが、エピソード5~6では人形を使ってヨーダのシーンが撮影されましたが、エピソード1では人形とCGを混合して撮影され、エピソード2、3に至ってフルCGで撮影されたそうです。これも技術の進化によってなされたものですがヨーダのフルCG化は思わぬところで弊害も生んでおり、なんでもエピソード2の終盤でヨーダと激しい戦闘シーンを展開するドゥークー伯爵役を演じたクリストファー・リーは撮影の際、目には見えず存在しない相手に激しくライトセーバーを振るうアクションを要求され、非常に苦労したそうです。この弊害は次回作のエピソード3にも引き継がれ、ダース・シディアス役を演じたイアン・マクダーミドも同じように、存在しないヨーダに翻弄されるというかなり無茶な演技を実践してます。ちなみにこの二人が各場面を演じた際の年齢はそれぞれ80代、60代にも及んでおり、その苦労は大いにしのばれます。
劇中でオビワン・ケノービは「最も粘り強いジェダイ」と呼ばれていますが、ヨーダに関しては「最も俳優に苦労を強いたジェダイ」といって間違いないでしょう。
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