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2008年1月27日日曜日

大阪府知事選と地方政治について

 今日は今朝から頭痛で寝込んでました。でもってテレビ漬け。なので一日中テレビを見ていたので、今回の大阪府知事選の速報も、大体九時前くらいに出ていたのもチェックしてました。まぁ予想の通り、橋本氏が受かりましたが。

 今回の府知事選を私から言わせてもらうと、非常に争点のない争いでした。
 現在の大阪府が真っ先に対処しなければならない問題はまずは財政再建、次に市政改革です。前者は言うまでもなく、通産省出身で鳴り物入りで知事になった太田房江は借金を増やすだけ増やして無策のままやめていきました。結果、大阪府は経済力でも生産高計算で2005年から愛知県に抜かれ、人口でもこの前に神奈川県に抜かれています。文字通り、両方の意味で第三の都市となり、このまま地方都市へと成り下がるか否かの瀬戸際でありますが、選挙中にも関西ローカルの番組などで選挙の報道を見ていましたが、どう見ても財政対策への具体的な方策がどの候補にも見えてきませんでした。言ってはなんですが、選挙に不利になるとはいえ大阪府、市を合わせた職員の全給料のうち△%をカットするなどの具体的な数字を出してもらいたかったものです。

 そして今回当選した橋本徹氏ですが、やはり私自身は疑問を感じる人物です。今回の府知事選の際に、過去の「横山ノック」知事についてはあまり触れられず、恐らくまた大阪府民は知名度だけで選ぶだろうとは思ってはいましたが案の定そうなりました。
 一応言っとくと、橋本氏という人物を私は決して評価していないわけではありません。ただ私が言うまでもなく彼の最大の武器は歯に衣着せぬ物言いで、出来る事なら弁護士であり芸能人という立場から日本の問題を抱えまくっている司法について、これからも問題点を追究していってもらいたかったです。ですがこれが知事という公人の立場だと、滅多な発言はできなくなります。それどころか、この彼の武器は反転し、失言癖となって非常にマイナスな特徴にまでなってしまいます。
 さらに言えば、今回橋本氏は無所属で出てはいますが、自民、公明の推薦を受けている事も問題です。はっきり言いますが、大阪府議会議員は無能の集団です。2004年以降に次々と明らかになった大阪市職員の問題は、本来ならば彼ら府議員などが暴かなければならないところを、結局MBSが単独で暴いていますし、また市民団体からなんども注意を受けているにも関わらず、政務調査費といっては府から金をむしり取っているだけで、やはり知事となるからには、対決姿勢を多少出さねば大阪で改革は何も起こせないでしょう。

 とはいっても、今回の候補は自分から見て、改革力や実行力ではほとんど差のない人間達ばかりであった事を考えれば、誰がなったところで大きな変化はないのかもしれません。しかし橋本氏の失言癖と、テレビにあれだけ露出しているくせに弁護士としての仕事を本当にやっているのか、実際は西村慎吾前民主党衆議院のように、弁護士資格の名義貸しをやっているのではないかという疑惑を考えると、熊谷氏の方が個人的にはよかったと思います。ま、彼も民主の推薦を受けているからあまり意味ないだけど。

 あかん、文章のノリが悪いわぁ。自分、大阪府民ちゃうのになぁ。

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