先ほど、例の水着問題で日本のメーカーも了承したようで、スピード社製の水着も着用が許されるようになったようです。北島選手なんて今日は世界新記録を作ったようですし、これで認められなければさすがにまずいしなぁ。
それはそうと、今日秋葉原にて通り魔事件が起こりました。犠牲者の方も数多くおり、まずはご冥福をお祈りします。
それにしても、気のせいかもしれませんがこのところは通り魔事件がよく起こっているような気がします。三月ごろには北関東の駅にて起こりましたし、それ以外でもこのところしょっちゅう見ている気がします。また四年位前に名古屋で、「赤いフェアレディZの女」という通り名の犯人が通り魔を行った時期も、しばらく似たような事件が続きました。
ちょっと犯罪については詳しく研究はしていないのですが、傍目に見る限りでは多少の流行り廃りがあると思います。特に、通り魔なんて耳目を引く事件のためか、一度目立つのが起こったらしばらく頻発する傾向が高いように思えます。
犯罪ではないのですが、私が以前に個人的に研究したのは集団自殺でした。調べた当時は2004年で、当時で練炭を用いたこの集団自殺で亡くなった方の人数は百人を超えていましたが、その自殺者の人数や傾向を測っている際、いくつかの傾向を見つけたのでここで紹介します。
1、自殺者の平均年齢が低い
2、発生が集中する
3、手段が同じ
まず1ですが、一般的に自殺を行うのは高齢者の男性が大半で、50代以上の方で全体の八割を超えます。しかしこの集団自殺は確か平均年齢で28歳くらいで、一般の自殺と比べて遥かに自殺者の年齢が低い事がわかりました。これはまぁ、ネットを介して集まるという事からネットに普段から触れている若年層になりやすいとも思いますが、もう少し深く掘り下げられそうですがそこまではやっていません。
次に2ですが、この集団自殺といわれる最初の事件は、確か2001年に起こりましたが、一般に多く知られるようになったのは2003年からです。というのもある集団自殺を大きくマスコミが報じたのがきっかけですが、やはりその時期に集団自殺の件数が集中して増加しています。しかし、それから数ヶ月もするとマスコミの報道も収まり、それに合わせるかのように件数も減少したのですが、2004年にこれまでで最も多い、一度に七人が集団自殺を行った事件が脚光を浴びると、また集中して件数が増加しました。その後はあまり調べてはいませんが、現在はコンスタントに件数は増加しているらしいです。
そして最後の3ですが、集団自殺の手段はその時まで基本的に練炭しか使われませんでした。最近になって塩素ガスが増えてきましたが、楽な自殺の方法ならまだまだいっぱいあると思うのですが、非常に固定的な印象を覚えました。
何も私が説明しなくとも、自殺の心理学に「ウェルテル的自殺」という概念があり、何かの衝撃的な事件をきっかけとして、見ている人も自殺を模倣するようになるというのがあるらしいです。よくあるのはアイドルの自殺をきっかけとしてのファンの後追い自殺ですが、この集団自殺にも同じにおいを感じますし、通り魔事件の頻発にもなにかしら、同じものを感じます。
その度に思うのですが、人間というのは思っている以上に周りに影響されてしまうんだなと感じます。キリスト教では人を迷える羊にたとえていますが、あながちそのたとえに間違いはない気がします。
0 件のコメント:
コメントを投稿