先日、日本睡眠学界が今検討されている「サマータイム制度」の導入に反対する声明を出しました。サマータイムというのはいちいち説明するまでもないと思いますが、日照時間が長くなる夏季などに時間を通常より一時間くらい早める制度のことを言います。たとえば、それまで九時に出勤するのが一時間早められ、同じ九時出勤ではあるが、実際には八時出勤になるといった具合です。欧米では多くの国がこの制度を導入しているのですが、この制度を導入することによって、通常よりまだ日が昇りきっていない時間から活動して通常より早く退勤できるため、冷房などの設備を現在より使わないで済むということから温暖化対策によいと宣伝されています。
現在、環境についてあれこれ言われるようになったことから、政府はこのサマータイムの導入について検討を行っていますが、それに対して真っ向から意見したのが今回の日本睡眠学界です。彼らの言うところによると、サマータイムを導入すると日本人は睡眠サイクルが狂い、健康が悪化するなど弊害が多いという報告をしています。実際に札幌にある企業にてこの制度を導入してみたところ、大半の人間が健康を悪くして、労働効率も悪化したといいます。
これについて私が見ている別のブログの人なんか、日本人で定時に退社する人なんてほとんどいないので、あまり意味がないのではと言っていましたがその通りだと思います。また、欧米の夏というのは地域によっては異様に空が明るい時間が長いことが多いのです。私が滞在したことのあるアメリカのワシントン州などは午後九時を過ぎてもまだ夕焼けが残っているくらいでした。こういった国と日本とでは、そういう環境がまず違うので、一概に向こうで成果を挙げているからといって真似する必要はないと思います。またこれもそのブログの人が言ってましたが、日本人というのはとにもかくにも時間に細かい性格の民族ですので、一時間もずらされたら頭がおかしくなるのではとも言ってましたが、大いにありうるでしょう。
そんな感じで、サマータイムの導入には私は反対です。それよりもイタリアやスペインを見習って、昼の一時から二時までシエスタを導入してもらいたいです。シエスタがどんな制度かというと、要するに昼寝の時間です。中国だってあるところはあるんだし。
2 件のコメント:
シエスタいいですね。僕もスペインにシエスタがあるって聞いていいなーと正直に思いました。でも、昼ねをするとぼけるって聞いたことがあるんですけど、どうなんでしょうね。
30分以内の昼寝はかえって体にいいとも聞いております。まぁ私なんて、暇な時には二時間くらい昼寝して、それで夜も寝てしまいますが。
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