2008年6月2日月曜日

東シナ海ガス田問題における日中の駆け引き

 今日のネタは久々にレア度の高い内容です。レア度と言えば、今ゲームでモンスターハンターやってて、やっと飛竜のリオレウスを倒せてレア度の高いアイテムを奪い取りました。

 そんなどうでもいいことはさておき、この東シナ海ガスでン問題とくればまず一般で言われている内容はというと、
「日中の国境線にまたがる海底ガス田に対して、中国は国際的に認知されている日中の国境線とは別に自らが定義した中国側に有利な国境線の範囲内にあるとして、このガス田の所有権は中国にあると主張している。そして実力行使とばかりにこのガス田の上に開発プラントを作り、現在すでにそのプラントは稼動し、採掘を始めている。なお、自らが定義した国境線とは名ばかりに、実際にそのプラントはこれまでの日中国境線ギリギリの中国側の領海に建てられたことから、実際には多少遠慮しているようである」

 といった所でしょうかね。短く現状を説明したらこうなるかな。
 さてそんな具合で日本のメディア、というより大新聞で唯一中国にやさしくない産経新聞系列などはこの中国の行為を「国際ルールから逸脱した行為」、「日本の資源を盗み取っている」などと報道されており、中には日本側も対抗して、向こうのプラントの真正面に別にプラントを建ててやれという声もあります。
 確かに、状況が状況ならこういった意見に私も賛同していたと思います。しかし2004年の段階で、このガス田問題についてある情報を入手して以降、他とは違った意見を私は持っております。

 まずその情報の内容ですが、ある中国の専門家からこのガス田について、
「実は東シナ海のガス田というのは言われるほど埋蔵量は多くないらしい。日本の高い技術を以ってしてもよくてコストと利益がトントンくらい。まして技術力のない中国ではコストの方が上回る」
 という内容でした。私が確認する限り、この情報はあまり世の中に出回っていない気がします。それゆえ、情報管理の初歩ともいえる「別情報源からの確認」がなかなか行えないでいたのですが、ある日思わぬところから情報を入手できました。この情報の出所は「国家の品格」で有名な藤原正彦氏が、確か雑誌のインタビューで語っていた内容でしたが、
「すでに日本政府は日本の石油会社にこのガス田を調査させており、埋蔵量は多くないということがわかっている。だからあんなもの、中国に勝手に掘らせればいいんだ」
 と、述べていました。先ほどの専門家の方も、「石油会社が調査した」と述べており、見事に情報が一致して、またどこかは忘れましたが、この二つとは別の情報源からも確認が取れ、現段階で私はこの情報を信じています。

 信じる理由はなにも情報源が分かれているだけでなく、そうと取れる状況もあるからです。というのも最初の専門家の方が、
「……なので、日本側がこのガス田を開発することはまずないのだが、日本の政府(当時は小泉時代)はこのガス田問題をエサに使い、中国側が勝手に開発しているという報道を流して中国への反感を高めることによって、政権への支持率や愛国心の高揚を図っている。もっとも、中国側も同じだが」
 と、言っておりました。実際、当時(2004年)はこの状況どおりだったと私は思ってます。

 ではなぜ中国はコストの方が大きいのに、ガス田を採掘しているのでしょうか。その答えは簡単で、それだけ今の中国はエネルギーが不足しているからです。それこそ天然ガスのように貯蔵の効くエネルギーはのどから手が出るほどほしく、採掘する費用の方が大きくとも採掘せざるを得ないというようです。
 そこで、少しでもその費用を節約するために、日本側の技術協力も中国はのどから手が出るほど欲しいらしいのです。ですから中国としては如何にして日本をこの採掘に引きずり込むかを考え、強引に採掘に着手して、日本側が対応せざるを得ないようにという狙いを持ってプラントを建てたというのが実情のようです。

 こう考えてみると、状況と一致する事実がたくさん出てきます。まず一つに、このガス田問題について中国政府側が何かしら言及する際、必ず「日本側との共同採掘」という提案が出てきます。冷静に考えてください、「お前の物は俺の物」的なジャイアニズム思考の中国側から「共同採掘」なんて言葉が出てくるなんて、何か裏があるに決まってます。案の定というか、この前の胡錦濤ことチンタオさんの来日時もこの共同採掘について言及されています。あの小泉時代ですら毎回毎回言っておりましたから、相当日本を採掘へ誘い込みたいのは明白です。これは私は断言できます。

 前回の投稿でチンタオさんが日本との関係修繕を本気で考えていると書きましたが、その背景の一つにこのガス田問題があると私はにらんでいます。まぁそれ以前に一つ前の江沢民氏がめちゃくちゃ日本が嫌いだった反動もあるのでこれだけに限るわけじゃないんですがね。
 そんなわけでこのガス田問題について私の結論は、
「中国が採掘するのを放っておけ、そして絶対に共同採掘の話に乗るな」
 といったところです。

 しかし唯一の懸念として、採掘を黙って見過ごすことによって結果的にあの付近の海域の領土を中国側が握るということを黙認、とまでは行かなくとも相手にそう思わせてしまう可能性があります。なにせあの付近は尖閣諸島問題でももめてるくらいなので、中国側の採掘を非難し続ける事は、領土を主張することにつながるので一貫して続けるべきだと思います。というより、続けなきゃいけないと言うべきですかね。はー、長かった。

0 件のコメント:

コメントを投稿

コメント、ありがとうございます。今後とも陽月秘話をよろしくお願いします。

注:ブラウザが「Safari」ですとコメントを投稿してもエラーが起こり反映されない例が報告されています。コメントを残される際はなるべく別のブラウザを使うなどご注意ください。