2008年11月30日日曜日

中二病体験のある人ない人、それとしらけについて

マンガで分かる心療内科・精神科(ゆうメンタルクリニック)

 久々にいきなりリンクから始めましたが、今回リンクに貼ったのはこのところ私がハマっている、ゆうメンタルクリニックの「漫画でわかる心療内科・精神科」という連載漫画の最新版です。なかなか短いながらも展開がよく、きちんと精神系の病気について解説がなされているのでぜひともお勧めしたいページです。
 さて今回のこの記事ではそんな風に気に入っているページを紹介したいというのがメインではなく、ちょっとこの漫画を読んでひょんなことを思いついたので、その辺を解説しようと思います。

 まず上記のリンクに貼った漫画の中で、「うつの人ほど現状をより冷静かつ正確に認識できるのです」というセリフがありますが、これには素直にそうだろうなぁと私は思いました。やっぱり周りの人を見ていても、あんまり悩まない人って言うのは細かいことは気にしなかったりする人が多く、逆に物事を細かく見る人ほどやっぱり悩みやすい気がします。更に偏向的に言えば、私がダジャレを言うとあまり悩まない人だときちんとツッコミを入れてくれますが、よく悩む人ほどツッコミも愛想笑いもせずに「つまんね」とだけ言ったり、ひどい人によっては相手にもせず放置するのまでいます。これまた偏見ですが、やっぱり前者は関西人の割合が多くて後者は関東人の割合が高い気もします。

 ここで話は変わりますが、「中二病」というものを皆さんご存知でしょうか。
 この中二病というのは文字通り、中学校二年生くらいの思春期の男の子にありがちな、後年恥ずかしくてとても人に言えないような夢見がちで意識過剰な行動を取ってしまうことの総称で、俗説的に流布している言葉です。いくつか例を挙げるとしたら、中学二年生くらいになって急に音楽にハマって毎日ギターを弾きだしたり、どっかで見たりしたような奇妙なファッションを「これこそが俺の個性なんだ」とか言って一人でやり始め、周りがドン引きしているにもかかわらず、「あいつらには俺のセンスがわからないんだ、フッ」というようなことを恥ずかしげもなく周りに言い始めるような行動が主な中二病の症状です。かいつまんでいうと、周りの目を気にしないあまりにとんでもなく突っ走って妙な行動をしてしまうといったところでしょうか。

 さてこの中二病ですが、この言葉の発信源の巨大掲示板「2ちゃんねる」では匿名性ゆえにネタとして扱われることが多く、大抵は否定的なものとして見られています。しかし私の結論から言うと、男のくせに中二病体験もないなんて寂しい奴だと、どちらかといえば肯定的に見ています。というより、男子の一つの成長関門みたいなものだと思います。
 かく言う私も少なからずこの時期におかしい考え方や行動を、それこそ人に言えないようなことを数多くやっています。まだここで公開できるものとして、中学校一年の頃に政治を正して世の中を良くするんだと思っていろいろ政治について勉強し始めたのですが、「日本で政治家になっても、日本しか救えない。これじゃ駄目だ!」とか思いなおし、じゃあ世界中を救うにはどうすればいいかと考えて、やっぱりそりゃ文学しかないだろうと思って小説を、しかも何故かSF系の小説ばかり中学二年生の頃から書き始めました。そのおかげで文章を書くのは得意になったけど。

 そんな私の体験はおいといて、私は基本的に中学生くらいの男の子はこういう後年にすねの傷になるような体験や行動をみんなしていると思います。しかし中にはこうした行動を、それこそさきほどの「うつの人は現状を冷静に認識する」じゃないですが、同学年とかクラスに一人は揚げ足取りみたいにそうした行動をからかったり、馬鹿にしたりする人間もいます。これなんかはちょっと極端な例ですが、私が小学生だった頃に友達らと遊んでいる際、アニメでやっている必殺技のまねをしたらある同学年の子が、「かめはめ波なんて本当に出るわけないのに、なに変なことしてんのさ」っていう具合に、冷めた態度を取ってきたことがあります。

 これは私の感覚ですが、そのように中二病をからかっていた人間は性格的にあまり付き合いたくないと思うような人ばかりでした。理由はどうあれ、自分で満足して行っている行動に対して、おかしいとか変だとか周囲が決め付け批判する権利は本来ないと思いますし、逆に過度にからかう理由というのもないような気がします。そしたら案の定というかなんですが、当時にそうやって冷めた態度を取ったり中二病の同級生をからかっていた私の同級生らは成人してもどこかしらおかしな行動を取ってたり、ひどい例などはニートになっていたりなどあまり順調な人生を歩んでいません。それに対して当時に中二病丸出しで夢見がちだった友人らは今もいい友人で、また実生活でも充実している人が非常に多いです。

 言ってしまえば最初のうつになりやすい人が物事に対して冷めているという精神病理学の分析のように、中二病をやらかす人間というのはそうしたものとは無縁で行動力がある人間という風に解釈できるのではないでしょうか。またそんな堅苦しい分析はほっといても、中二病をやらかした過去というのは確かに中二病を過ぎ去った直後は非常に恥ずかしいものですが、ある程度年齢を重ねると、「あの時の俺は馬鹿だったなぁ」と、恥ずかしさはあるもののいい思い出として残るものの方が多い気がするので、やらないよりはやっている方が人間として面白味もつくし、人生的にもいいんじゃないかと思います。程度にもよりますが。

 しかるに今の日本ではこうした行動や社会的な事象に対して、非常に冷めているというかしらけたムードが日本中に漂っています。そしてそれを反映してか、私から見ても今の中学生や高校生で、「ああ、あいつ中二病だな」と思わせるような突飛な行動をする者が減り、なんとなく物事や自分の将来に対して非常に冷めてて話をしていても面白いと思わせるような子がいない気がします。

 そういうわけで私がここで言いたいのは、少なくとも周りに大迷惑を与えるような行動は論外ですが、中二病というような行動に対して、「子供はそうでなくっちゃ」と大人が子供に言ってあげるべきだと思います。またそうした行動に対して、「馬鹿なことはやめろ」とソフトバンクのお父さんみたいに頭ごなしに言うのではなく、多少は好き勝手にやらせてあげるのも本人の可能性を広げる意味でいいと思います。私も、文学での世界平和を信じたために今の文章力が養われたという事実があるんだし。

  追伸
 馬鹿にしてはいけないといいつつも、私が今までに見た壮絶な中二病体験をここで紹介します。こういうものって外から見る分にはやっぱり面白いからなぁ。

放課後のジョーカー(ハムスター速報)
邪気眼(はてなキーワード)

2 件のコメント:

  1.  僕にも中二病ありましたね笑 1ヶ月に一回ぐらい有休とるとか言って休んでましたね。楽だったなー。でも、俺より上手がいて、毎日給食だけ食べて帰るやつとかいましたよ。b

     追伸見ました。ジョーカーの話最高でしたね。こんな人が近くにいたら面白かっただろうに笑 

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  2.  うちの学校は厳しくて、かってに休もうものならこっぴどくしかられるところで、さすがに有休なんて言ってられませんでしたね。

     放課後のジョーカーはちょうど去年のこの時期に発見しましたが、この時ほど腹を抱えて爆笑したのはそれ以降ない気がします。今でも時々思い出し笑いもしますし。

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コメント、ありがとうございます。今後とも陽月秘話をよろしくお願いします。

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