2011年6月28日火曜日

メガソーラー計画に対する私の意見

 震災に伴う福島原発の事故を受けて代替エネルギーの議論が激しくなる中、ソフトバンクの孫社長(最近アリババの問題でこっちの新聞にも良く出てくる)は大規模太陽電池発電によるメガソーラー計画を打ち出しました。概要はいちいち説明するまでもありませんが、休耕田などに敷くなどいろいろな案があって導入に前向きな自治体が出てくるなど続報ニュースをネットでよく見かけますが、このメガソーラー計画について私の意見を今回は紹介しようかと思います。

 結論から言ってあくまで一素人の意見ですが、私はメガソーラー計画に反対です。理由をいくつかありますが、ざっと要点だけ挙げると以下のようなものがあげられます。

1、太陽光発電では得られる電力が少なく、コストが高い
2、電力が天候に左右されやすく不安定
3、太陽電池の寿命について未知数
4、寿命後の太陽電池の処理に言及がない


 まず1については言うまでもなく、かねてからのネックです。確かに資本を投じて大規模生産を始め、広い土地に敷設すればそこそこのコストダウンと電力は確保できるかもしれませんが、それでも2番目の理由なども考慮すると絶対的に発電能力が足りないかと思います。
 次に2番目ですが、現行の太陽電池は大分マシになってきているとはいえそれでも天候が曇りや雨になると途端に発電能力が急減します。そうした場合に備えて現在では発電できない夜間を含めて大型電池と組み合わせ、昼に発電しつつ充電し、夜に電池を使うという案もありますが、なんとなく都合のいい話のような気がしてあまり信用できません。

 そして3番目ですが、これが一番重要で私が反対に立場を置く最大の理由です。あまりテレビとかでは宣伝しませんが太陽電池というのは作った後は半永久的に使えるものではなく、現行の電池でも寿命は約二十年と言われております。しかも二十年たったら突然使えなくなるというわけじゃなく、時が経つにつれて発電能力が徐々に落ちていき、二十年後には発電能力は1割以下になるという予想です。
 結構この辺の説明を省いて、「電力会社に売電して、施工費用は10年で元が取れますよ」と言っては住宅に太陽電池を敷いて、実際にはそれほど発電できなくて訴訟になるケースもちらほら出てきてます。多分二、三年したらもっと出てくるだろうけど。しかもこの寿命はあくまで現時点の予想であって、実際には二十年より早く駄目になるかも知れませんし二十年よりもっと使えるかもしれません。まぁこういうときの希望的観測というのは大抵外れるのですが。

 この太陽電池の寿命を考えると、今から大量に投資して一定度の電力を賄えるくらいに敷設したとしても二十年後、実際にはそれよりももっと早くにまた新しい太陽電池を作って取り替えなければなりません。それはいうなれば、二十年足らずで現在行う太陽電池の投資はすべて無に帰すということです。さらに言えばその二十年間の間に置いとくままというのも現実的ではなく、実際にはメンテナンスコストや盗難防止策などにもお金が取られること間違いなしでしょう。
 その上で4番目の理由です。上記の太陽電池の寿命を考えると、交換するたびに大量の廃棄物を出してしまうことになります。あまり構造について詳しくありませんが現在主流のシリコン型太陽電池は環境負荷の高い物質を含んでいるとも聞くだけに(薄膜系太陽電池は少ないと聞くが)、廃棄物をどう処理するかを全く考えずに今一斉に敷設するというのは未来に問題を先送りするだけ、程度はともかく原発を使うのと方向的には同じな気がします。リサイクル処理方法、施設が確立されているのであれば話は別ですが。

 ただ太陽電池に全く期待していないというわけではなく、上記の問題を解決できるというのであればまだありだと思います。せめて量産品で変換効率が40%以上、そして電池寿命も三十年くらいが保証されるのであれば私も賛成の立場に回りますが、少なくとも現状では資源の無駄遣い、環境破壊につながる恐れがあるので納得できません。そのため孫社長の目がソーラー計画については今すぐやろうとするよりはもっと技術の向上を待つべきだと思い、この方面の研究開発に投資するのが先のような気がします。

 では他の代替エネルギーについてはこれもあくまで素人として意見を言わせてもらうと、まず風力発電についてはあまり期待はしていません。早稲田大学に聞いたら絵に描いたような餅のような案を提供してもらえるかもしれませんが。一部で人気なメタンハイドレードなんかは前職の時に周りにも聞いたりしましたが、深海にあるという特性上、調達コストが高すぎてまだとても採算には乗れません。
 将来未来がある分野でなら、地熱発電なんかは日本という特性上は意外と面白いかもしれません。こちらも技術の発達を待たねばなりませんが、熱量を安定的に得られることを考えると面白い気がします。この地熱発電同様に昨日友達と盛り上がったのは水力発電で、この際だから人口の滝を作ったりなど、技術の熟成を待てばかなりいろいろなものが作れるんじゃないかとなんだか希望に満ちた都合のいい話をしてました。

 ただ水力発電については私はかつてシムシティといって街づくりが出来るシミュレーションゲームにて、街のど真ん中にとてつもなく高い山を作り、そこの頂上から麓まで水を通し、その川沿いに水力発電機を大量に設置して街の電力を賄おうとしたりしました。
 シムシティはまじめに無茶が出来るから本当に面白かった。警察署を一軒も作らず、「GTAの世界だ、ヒャッハー(゚∀゚)ヒャッハー」とか言ってたし。時代的にはファイナルファイトのメトロシティというべきかも知れないが。

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