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2011年6月25日土曜日

自転車チャレンジ、浦東空港まで行ってみよう!

 前々から暇があればやってみたいなと思っていたことで、上海のメインエアポートこと浦東空港まで自転車で行くというのに本日チャレンジしてきました。

 気象は午前六時。当初は六時半から出発する予定でしたが空模様が怪しくてそのまま二度寝し、次に目覚めた時は既に八時半でした。その時間も空模様は怪しいままでしたがもうどうなってもいいやとばかりに強行出撃。
 というのも前日の予報では本日上海の天気は雨模様でありましたが、上海の天気予報は「てめぇ、なめてんのか(#゚Д゚)ゴルァ!!」といいたくなるほど外れることが多く、事実ここ三日間は雷雨と言っておきながらピーカンの晴れが続いたことから、もう降って元々とという半ばヤケになったような感じで出発を決意しました。もっとも、昨日西の空見たら夕焼け見えなかったから自分でもさすがに今日は降ると予報してたけど。

 そうして出発し、まずは上海中心部を経由して上海最大の観光地こと外灘へ向かいました。外灘はなんどかこのブログでも紹介していますが黄浦江という川沿いのビル街で、戦前に立てられた建物が古くから残っていることから人気のスポットです。何故ここへ向かうのかというと、橋は数箇所に架かっているものの自動車しか渡ることが出来ないため、フェリーに乗る必要があったからです。自宅がこの外灘から比較的離れた場所にあり、なおかつ中国人は朝が早いことから既に人や車が街中を行き交っているために時間にして大体一時間程度かけて外灘に着き、フェリー代(2.5元。なぜか反対側は1.8元で値段が違った)を払って無事渡河に成功します。

 そしてやってきた浦東。この浦東という場所はもともとは上海中心部と川を挟んでいたことから1990年くらいまでは農地が集まる田舎の土地として見られていました。しかし経済特区に指定されて以降は急激に開発が進んで昨年の上海万博の開催地となったほか、現在では数多くのオフィスビルが立ち並ぶ高級地となっております。その分道路なども広くて自転車で走る分には走りやすかったのですが、空港までの道のりはやはり長かったです。

 結果をもう言うと、最終的には浦東空港を目前にして今日は引き上げました。理由は空港までの距離が地図上の目測以上に遠かったことと、猛烈な雨と風が吹いてきて疲労が限界に達したことからでしたが、走った感覚としては大体片道3時間で40キロ、合計にして80キロくらいを走ったように思います。あまり言い訳したくありませんが、タイヤの小さい折り畳み自転車でやるような距離じゃなかったと途中で何度も後悔しました。
 それにしても今日は雨が半端じゃないくらい降りました。降ったのは二時間程度ですぐにまたやみましたが、一度全身ずぶぬれになったのに自宅に帰り着く頃には靴下を除いてもう全部乾き切っていました。4時ごろに家に帰ってシャワーを浴びると疲労から懇々と二時間眠り続け、さすがにケチな自分でも今日くらいはおいしいもの食べたいと思って焼肉屋で88元も使って晩御飯を食べ現在に至ります。

 毎回毎回こうやって自転車で無計画に遠乗りする計画を実行しては途中で後悔し、「なんでこんな馬鹿なことをしようと思ったんだろう(´д`)」と走りつつ思うわけですが、途中で自転車を乗り捨ててタクシーとかで帰ることも不可能ではありませんが、一旦遠くまで行ってしまうととんだけ苦しくても自力で帰るしかありません。個人的に思うこととしてこのように本当に逃げ道のない場所に追い込まれた場合(自分で追い込んだわけだが)、やはり精神力というかタフさが非常に問われると思います。もちろん自分はこの程度でひぃひぃ言ってて情けない限りなのですが、それでもズルを使わずにちゃんと自力で帰ってきた分にはまだ及第点かなと思います。

 それにしてもずっと雲がかかってたけど両腕がすっかり日焼けしてひりひりして痛いです。毎年そうですけどある週末に自転車で遠乗りして一気に日焼けし、次の日に職場に「何やってきたんだ!?」と驚かれるので、多分次の月曜日もそうなるでしょう。あとサドルがスポーティなタイプで細くとんがっているのが良くないのか、乗っててお尻がかなり痛かったです。個人的には幅広のサドルのが長距離乗るにはいいんじゃないかと思うけど、プロとかはどうなんだろ。
 あとあと、自転車は買ってまだ二ヶ月ですがやはり折り畳みで家に置いとく分にはコンパクトでいいけど、やっぱりちゃんとしたレース用自転車が欲しくなってきました。この前もカルフールでみてきて880元(約10560円)と1100元(約13200円)がいいなと見てたりしましたが、金に余裕が出来てきたらといってあんま調子に乗るのはよくないかなぁ。来月あたりには一旦帰国してノートパソコンも新調したいし……。

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