ふと気が付いたら最近自宅でコーヒーを飲む回数が極端に減っていることに気が付きました。原因としては飲むとトイレに行く回数が増えて面倒なのと、コーヒー以外の嗜好飲料がやたらと増えたせいだと思います。
スーパーや市場で気になったことから紅茶、ジャスミン茶、中国緑茶(日本のと比べると苦みが薄くさっぱり)の茶葉を割と大量に買い揃え、あともう少しで切れますがきつめの日本緑茶も残っており、さらにこの前友人から砂糖入りのタイ茶パックもまとめて贈られたため、コーヒーが入り込む余地がありません。それにしても日本茶が意外にも上海高島屋とかアピタでも売ってないことに気が付き、こちらも次の一時帰国時にまとめて買っておく必要がありそうです。っていうか買うもの多過ぎ。
さて話は本題ですが、最近自宅の食器用洗剤が切れかかってきました。何気にこれは自分にとって驚きで、というのもこれまで半分以上残ったままいつも捨てていたからです。なにも半分以上使ってはいけないという妙な戒律とかあるわけではなく、使用頻度が低いこともさることながら、引っ越す回数が多くてわざわざ転居先にも持って行けず泣く泣く捨てることが多かったからです。
その引っ越しペースは2011年以降は大体二年に一度のペースで行っており、誇張ではなく2011年以降は三年以上同じ部屋に住んだことがありませんでした。ですが今回、っていうかあと一ヶ月で今の部屋に住んでちょうど満三年を達成する見込みとなり、切れかけの食器用洗剤を見るにつけ、なんか掟破りなくらい随分長く今の部屋に住んでいることを再認識しました。また前にも少し書いていますが、今の会社も先日に在籍満三年を迎え、自分にとって初めて同じ会社で満三年を達成しました。
仕事の方も引っ越しペース同様、これまで基本二年ごとに転職し続けてきました。最短だと三ヶ月ですが、そもそも約束した給与すらきちんと支払わなかったので世の中舐めた会社でした。
なもんだから現在の会社も、っていうか現在いる会社は今までいたどの会社よりも内規に厳しい業種なため友人後輩からは入社前、「君のことだからもって三ヶ月だろう」という余命宣告ならぬ転職宣告をリアルに言われていましたし、実際自分も「頑張って半年は残ろう」っていう目標立ててました。
それが意外や意外に、自分にとって過去最長の在籍日数を数え、今のところ離れる理由や状況もないなど、随分と長持ちしています。もっとも先週、先々週は死ぬほど忙しい上に風邪ひいててすごく辛かったですが。
何故残り続けられるのかと言えば、福利厚生がいいことはもちろんですがそれ以上に社員、経営者、職場環境ががまだまともだからということに尽きるでしょう。給与に関しては、そもそも現地採用だしそこまで極端に高いわけじゃありませんが、少なくとも業務プロセスで妙な横やりとか責任問題は発生しないし、また周りの人間が優秀だからそういうトラブル自体が未然に回避されて自分の仕事に集中できます。
逆を言えば、これはうちの名古屋に左遷された親父からも言われましたが、今までいた会社の多くが正直まともじゃなく、おかしな会社が多かったと前以上に思うようになってきました。
少なくともかつて在籍した新聞社に関しては給料も安く仕事も厳しかったですがそれは入社前にきちんと説明されていたので不満はなく、仕事内容自体は面白かったしよく指導もしてもらえたので恨みはなく感謝の念が強いですが、それ以外の会社に関しては、自分がというより会社側に明らかに問題があり、自分かわいさもあるかもしれませんが自分が去らざるを得ない面の方が大きかったように思います。はっきり言うがあの低い給与で自分のような人材を使えるなんて普通はあり得ないというのに。
そうした経験を踏まえて言うと、自分のようにはっきりと行動を起こす人間は少ないと思うものの、日系企業の大半はまともに業務を運営できなくる問題リスクを、中国企業以上にたくさん抱えているように見えてなりません。誰が悪いかと言えば経営者が一番ですが、そんな駄目な経営者をのさばらせてしまう縁の下の力持ちことそうした職場で持ちこたえてしまう職員もある意味共犯でしょう。離職率の高い会社と低い会社では前者の方が悪く見られがちですが、だからと言って後者の会社も問題がないというわけではないのではないかという気が日系企業にはします。
正直、自分が今の会社にいるのは運が良かったというのが何よりも大きいですが、それ以上に日本では明らかに過小評価され続けてそのパフォーマンスを発揮することが出来なかった、というより機会すら与えてもらえなかったと今考えています。その結果が転職に次ぐ転職であり、ある意味、自分のスペック以上の会社だからこそ転職もせず今の会社にしがみついているのかもなという風にも思えます。
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