今日は私の住んでいる関東は比較的涼しく、久しぶりにロマンシングサガミンストレルソングとかをやっててゆっくり過ごしました。
さて唐突ですが、私はアニメ作品のガンダムが好きです。どのシリーズも大抵見ているのですが、つい最近まで「ターンエーガンダム」は見ていませんでした。理由は例の、あの前衛的過ぎたメカニカルデザインです。結構面食いだったのかな、アニメ放映当時の私って。
それがつい最近、映画で公開された総集編のようなリメイクバージョンを見る機会があったのですが、見てみるとこれがまた非常に面白い。ストーリー自体はゲームの「スーパーロボット大戦」や「Gジェネレーション」などで知っていたのですが、改めて映像で見てみると舌を巻くほどのいい出来で、主演声優の朴路美氏なんて、早くから監督の富野氏に見出されていただけあって主人公キャラを見事に演じきっていました。
実はこれを書いている時点で、映画公開版は前後編ある中で前編しか見ていないんですが、その前編ではラストシーンが一番よかったと私は思っています。そのラストシーンの内容と言うのは、新たな武器を探そうとして前時代の遺跡の発掘をしているところ、なんと核弾頭を見つけてしまい、さらに運の悪いことにその発掘現場で戦闘が起こってしまうのです。核弾頭がどんなものか分かっている技術者は必死で先頭をやめさせようとするのですが、最悪なことに戦闘の余波を受けて核弾頭は起動してしまいます。
核弾頭が起動したために、その兵器としての恐ろしさを知る主人公のロラン・セアックらは戦闘をやめて現場を離脱しようとしますが、現場にはまだ自力で脱出不能となった味方がまだ残っていました。しかしそのほかにも離脱の援助が必要な味方がおり、ロランはやむなくその味方を見捨て現場を離れます。
そしてロランらが現場から相当の距離を離れた段階で核弾頭は爆発し、暗闇だった夜空が一瞬にして昼のように明るくなります。光がようやく収まったところで命拾いしたロランが、
「なんでこんなもの、作ったんですよっ!!」
と、絶叫するシーンが最も印象に残りました。
現在、日本政府は貯まり続ける核廃棄物の処理について、海底の地下深くに埋めることを検討しています。詳しい年数までは分かりませんが、核廃棄物が無害化するまで、恐ろしく長い時間がかかるらしく、場合によっては数千年単位の時間が必要とも聞きます。
核廃棄物が無害化するまで、私たちの子孫は何代生まれ変わるのか。また海底深い地形が地上に隆起することは全くないのか。何も知らない子孫が、そんな核廃棄物を掘り返ししまわないとは限らないのか。
この地下埋葬処理については、将来的にはこの前補助金を得るがために受け入れでもめた高知県の地域みたいに、力のない国へと押し付けられる可能性があります。私は原子力を否定するつもりはありませんし、今後のエネルギー事情を考えるなら必須の手段だと考えています。しかし、その負債を誰が背負うのかと言うならば、私はやはり一番電力を使用している東京が背負うべきで、この地下処理も東京の、誰もが目に見える場所ですべきだと思います。
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