2008年8月21日木曜日

ムシャラフ大統領の辞任について

 久々に国際政治ネタです。どうでもいいですが、今回お題のムシャラフ大統領にはちょっと思い出があり、確か高校二年生くらいの頃に、「武者ラフ大統領、元気?」という、わけのわからない短い小説を書いたことがあります。

 そんな過去の思い出はほっといて、すでに報道でもされているようにパキスタンの大統領であるムシャラフ氏がこのたび、自らの辞任を発表しました。辞任に至るきっかけとなったのは前回の国政選挙にて、議会を反ムシャラフ派の野党が過半数を取ったことにより、弾劾請求を受けるのが明白であったからというのが理由のようです。

 別にこれだけの政権交代劇なら私もわざわざネタにしないのですが、今回のパキスタンの場合はこれとは別に非常に大きな問題を含んでいます。何を隠そう、核拡散の恐れが事情通をを中心に現在駆け巡っています。

 核兵器というのは、言うまでもなく現状で最強の兵器です。パキスタンは過去のインドとの対立(現在は首脳同士が相互訪問するなど大分マシになってはいるが)の際、両国で核競争が起こった際、パキスタンは核実験に成功し、見事核保有国になりました。しかし、インドとは対照的に国内では常に紛争が絶えず、保有後の核管理という面ではパキスタンは非常にインドに対して出遅れているといわれ続けてきました。

 そこで今回の政変です。すでにかなり以前からパキスタンの政情不安から核兵器が他国に流出する核拡散の恐れがあると指摘され続けた上に、これまで統治してきたムシャラフ大統領の辞任です。しかも、代わりに政権を担当するのは反ムシャラフで一致しているだけの連立政権です。権力の基盤もしっかりしておらず、軍隊をきちんとまとめられるのか不安が残ります。

 ムシャラフ氏は報道によると、この後アメリカに亡命すると言われております。彼自身の去就はともかくとして、国際社会は今後、パキスタンに対して核の監視を強めねばならないと私は思います。

2 件のコメント:

  1.  核拡散のおそれがあるのですかそれは大変ですね。NPTがなんとかしてくれるとおもいますか?

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  2.  最近、サカタさんからのコメントがなくてさびしがってました(・ω・)ショボーン

     NPTを知っているとはさすがですね。私もあまり詳しくはないのですが、このような事態に専門的な能力を持っているのはNPTでしょう。しかしそれ以上にロシアがグルジアに攻め込むなど中東情勢は非常に今混乱しています。
     この状況下でロシアやアメリカがどうこの地域に協同した姿勢がとれるかが、今後この問題の鍵になると思います。

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コメント、ありがとうございます。今後とも陽月秘話をよろしくお願いします。

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