前回に引き続き太陽電池です。といっても、前回を書き終えたのはほんの一分前ですが。
さて今回では太陽電池の現状における弱点をいくつか紹介します。まず、これはどの経済誌にも今書かれている内容でしょうが、現在この太陽電池の生産が世界中で一気に行われているため、太陽電池の主材料となる半導体の材料のシリコンが需要に追いつかないという状態です。詳しくはわかりませんが、昔からこの太陽電池は生産がなかなか伸ばせられないと言われていたので、すぐに作れといわれてもなかなかできないという性格を持っている製品のようです。
次に発電についての弱点ですが、まず第一に言えるのが発電量をコントロールできないということです。太陽電池は光があってなんぼです。なので夜間や雨、曇りの日には鋼の錬金術師の大佐みたくなんの役にも立ちません。特に日本では夜間の発電量が他国と比べて比較的高いため、この太陽電池一つですべての発電をまかなおうとしても非常に難しいでしょう。
私などはこの辺は割り切って、たとえば真夏の昼間などのように電力需要が最も高くなる時間帯の補助電源として太陽電池は使えばいいと考えています。しかし何度も言うように太陽電池単体、もしくはそれを主力にして発電を行っていこうという考え方はやはり好きになれません。
この発電量がコントロールできないという点についてさらに言及すると、太陽電池は名前こそ「電池」といいますが、実は発電した電気を蓄えておくことができません。そのためどれだけ昼間に発電してその電気が余ったとしても、目下のところ夜間にその電気を使うことはできません。
この点に関しておととい、友人がダムにその電気を回せばいいじゃないかと教えてくれました。その友人によると、ダムというのは発電量が余っている時は、発電時とは逆に電気を使って水を吸い上げるそうです。そうして吸い上げた水を発電時とは逆に水車を回すことによって、電気を使いながら電気を発電する、というような動作をして電気を蓄えているそうです。今まで全然知らなかったけど。
もしそれで電気が蓄えられるのなら何も問題はないのですが、私は恐らくこの「蓄える」という点が今後の太陽電池を左右する場所だと考えています。一部のサバイバル用の野外で使う太陽電池にはバッテリーが組み込まれているそうですが、それでも使用の際に十分な量は蓄えられないとのことです。
逆を言えば、この太陽電池に組み合わせて使える充電池、もしくは高性能なバッテリーが開発されれば、それこそ昼間発電夜間使用というように夢のサイクルの実現も目に見えてくるのではないのかと思います。現在各企業では太陽電池自体の開発にいそしんでいますが、むしろこの充電池の開発の方が夢もあるしビジネスチャンスも大きいのではないかと素人ながら思います。
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