2010年3月29日月曜日

鳩山政権、デノミ検討の真偽

 ちょっと当たり障りのないリンクが見つからないのでこのまま内容を書いてしまいますが、日経新聞が3/19日付の朝刊にて鳩山由紀夫首相がデノミ、つまり通貨兌換を去年から検討していたもののその先導役となる藤井前財務相が退任した事から立ち消えになったというニュースを報じました。なかなかに驚きなニュースなので早速私もネット上で、「鳩山 デノミ」と検索ワードをかけて調べてみた所、やはりというかこのニュースを取り上げては鳩山首相を批判するブログがいくつもヒットしたのですが、結論から言うと私はこのニュースの真偽は結構怪しいんじゃないかという気がします。

 デノミというと最近ではジンバブエや北朝鮮が経済改革の切り札として使ったところ見事に大失敗をしてしまい、更なる経済悪化を自ら招いてしまった例が記憶にも新しいかと思います。通貨兌換といってこれまでの1000円を十分の一にして100円にするにしてもその過程では様々な経済的な混乱、システム的な問題が発生されることが予想され、ましてや国際取引市場でも使われる円通貨を不用意に変動させようものなら国際的にもいろいろ問題であり、私としても現時点でデノミをするなんて以ての外だと考えております。

 そんなデノミを鳩山首相は実は画策していたと日経新聞は報じているのですが、ニュース発表から十日が経った現在、このニュースを報じている日経以外のメディアが未だ見当たらないのが私はやけに気になります。もし内容が本当であればそれこそ鳩山政権の運営姿勢を疑いかねない政策ゆえに私は普通ならば他のメディアが追加取材をやっているものだと思うのですが、このニュースを取り上げたブログをいちいち見ても最初に報じた日経以外のソースはないばかりか、民主党寄りの朝日新聞ならともかく普段から鳩山政権にこれでもかというくらいにいちゃもんをつけ続けている産経ですらこのデノミについては全く触れていません。更に言えば、一応毎日テレビニュースで首相会見を確認していますがこのデノミ検討があったのかについて質問する記者も見当たりません。

 また本来、皮肉な話ですがこういったニュースというのは日本だと外国メディアの報道から始まるのが常です。というのも日本には各紙が情報を抜かないための記者クラブ制度がよく整備されており、デノミのような証券市場にも影響を与えかねないニュースだと各社一斉に報じるか外国メディアが報じてからようやく報じるかのほぼ二択です。そういった事例と比べると、今回の日経だけが報じているという浮き方が妙に感じられます。

 で、そもそもの日経の報道記事も読んでみるとネタ元についてはいつも通りに、「周辺によると……」と書いてあるだけで、首相周辺なのか日経周辺なのかすら区別がつかない書き方をしております。
 日経は先日にもサントリーとキリンの合併交渉の終盤において他紙が恐らく破談になるだろうと報じていた中で、一番最初に合併交渉を始めたことをスクープした立場ゆえか破談が正式に発表されるまで強気に合意間近と報じ続けておりました。今回の件と関係ないといえば関係ないですが、ちょっとこのところの日経の報道について疑問を感じたので合わせて取り上げる事にしました。それにしても、日経さんは続報をくれないのかな。

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