倒れたことによる病院の検査費、現在までにもう20000円。結構痛い出費です……。今日なんか心臓の鼓動を測る器具をつけられて、明日までこれをはずすことができません。不整脈かどうかを調べるらしいけどさ。
さて今後の政局ですが、ここで話題に上げるのは自民党総裁が決まったあと、つまり次の首相が決まった後の政局です。
新聞各紙やテレビなどのマスメディアの中には即解散、という声も一部にはありますが、これはまずありえないと私は思います。確かに総裁選の熱気覚めやらぬ中で解散に打って出ればまだ自民党にも議席を取る可能性が出てきますが、その前にまず「インド洋給油延長法案」だけは何が何でも自民党は通してくるでしょう。
この法案は文字通りインド洋にいるアメリカ軍に対して石油を供与する時限立法ですが、前回の延長時は安倍前首相が期限ギリギリでやめてしまったため、一旦日本に帰国せざるを得なくなった経緯があるので、同じ轍は踏まないでしょう。しかし逆に言うならこれさえ通してしまえば、後は福田首相がこだわっていた、定額減税を織り込んだ補正予算案くらいしか臨時国会のネタはないので、この時点で補正予算案をあきらめて解散に撃って出る、「年内解散」という説には私もまだ一理あると思います。
では逆に次の内閣がギリギリまで衆議院を解散しないとしたらという話ですが、その場合はやはり期限ギリギリの来年四月まで解散をしないというのが有力でしょう。自分たちの都合に合わせた予算案を通し、四月になって解散するというのが、この場合のシナリオです。
ただこちらの場合はタダでさえ劣勢の自民党がこの間にさらに野党から攻撃を受けるという可能性が高く、お世辞にもいい戦法とはいえないでしょう。また福田政権同様、今度の組閣も各大臣の身体検査が不十分なままで望まざるを得ず、時間が経てば経つほど不利になると言う可能性が高いともいえます。
ただ今回の騒動で自民党にとって幸いだったのは、疑惑がかけられた農水大臣の問題がきれいさっぱり忘れ去られたことです。福田首相は小沢民主党代表の三選報道に合わせて辞任を発表したと言っていましたが、効果的にはこっちの問題をもみ消したことの方が大きかったでしょう。
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